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ここが僕らのアナザースカイ!

こんばんは、
株式会社廣起の廣木です。

2024年2月23日から2月27日まで、LA FESPO in Cambodiaを無事開催することができました。今回の企画を通じて、気づいたこと、感じたこと、学んだことをシェアしていきます。

今回の企画をやることになったキッカケは、株式会社NATURAL VALUE(ナチュラルバリュー)代表取締役の「吉田南美」ちゃんとの出逢いでした。新型コロナウィルスがやってきた2020年にろう・難聴児やその保護者が対象の総合学習塾「デフアカデミー」を経営する尾中友哉さんのご紹介で、ご縁が繋がりました。

初めて会ったときの印象は、「とても柔らかい雰囲気を持った方だなぁ」と思ったのですが、10年以上も前から、カンボジアで子どもたちの学校建設や教育支援、女性就労支援の工房の運営(サステナブルブランドの『Srolanie(スロラニエ)』:https://srolanie.com)などを行なっていると聞いて、ギャップに驚いたことを今でも覚えています。

みなみちゃんの活動の想いを聞いて、とても共感し、取り組まれているプロジェクトの1つである『パパママ大作戦(https://glojun.com/project/papa-mama/)』という制度で応援させていただくことになりました。そして、2023年2月にパパママ大作戦のツアーで実際にカンボジアに行く機会があり、現地での活動の一部や現地のスタッフの方々、そこで取り組まれている活動のほんの一部に触れて、様々な感情と経験を味わうことができました。

2023年2月のカンボジア

ツアーが終了し、カンボジアから日本に帰る機内で、「生まれ育った日本に帰る」という感覚になるはずなのに、「またカンボジアに帰ってこよう。あれ、カンボジアが故郷だったっけ?」という不思議な感覚を味わいました。そして、機内で直感でこう思いました。「来年もカンボジアに帰って、みなみちゃんたちと共にLA FESPO(スポーツフェス)を開催しよう!」と。

みなさんのおかげで、その想いがカタチになりました。

まず、今回の企画の概要をお伝えすると、「LA FESPO in Cambodia」は、日本とカンボジアの国境を超えたスポーツフェスを弊社と株式会社NATURAL VALUEの共同で主催しました。

プロジェクトに参画いただいた日本人メンバー9名とみなみちゃんが、今回のイベントの内容を0から1で企画立案し、実際に現地で開催するというものです。2023年12月頃から、クリエイティブ会議や講演会を企画し、2024年2月23日〜27日の開催に向けて準備を行なってきました。

クリエイティブ会議でブレスト
講演会のスピーカーの仲間

世の中には、幸福度調査というものがあり、様々な企業が様々な観点で幸福度を調査していますが、国民の主観的な幸福度を調べた調査で、フィジーという国が1位だという記事を数年前に読んだことがありました。

国民ひとりひとりに「あなたは今幸せですか?」と聞くと「私は今幸せです。」と答えられた割合が最も多かったフィジー。幸福度調査1位になった理由は、「心のゆとり」と「つながり」と書かれていました。

「心のゆとり」とは、「自分が日々生きている中で何を感じているのか?」、「自分が今置かれている環境に対してどう感じているのか?」を自身に問いかける機会や時間があるということです。つまり、もう少しわかりやすくいうと、自分の感情と向き合う機会や時間が多く、『幸せ』や『生きていることへの感謝』の気持ちと向き合う機会が多いということです。

もう1つの「つながり」とは、僕ら人間は、根本的に、誰かと繋がっていたいと思う生き物だということです。なぜそう思うかというと、僕らはたった一人で生きていくことは困難な生き物で、本能的に誰かと支え合っていきていくことが必要だとプログラムされているということです。

そもそも「つながり」とは、「自分は一人ではない」と感じられた時に感じるものです。もう少し詳しく言うと、「自分は、家族や周囲にいる仲間たちに支えられて、今ここに生きている」と感じたときに、「つながり」を感じることが多いのかなと思います。僕らは、誰かに頼られたり、必要とされたり、受け入れられたときに、つながりを感じることができます。

今回の企画を終えて改めて感じたことは、「一緒に最高のスポーツフェスを創ろう!」と共通の目的に向かって挑戦を受け入れ、必要としてくれ、支えてくれる仲間たちがいたこと、そして、「カンボジアへようこそ!」「来てくれてありがとう!」と歓迎してくれて、受け入れてくれて、頼ってくれたカンボジアの仲間がいたことで、

「僕らは1人じゃない。つながっているんだ」

と感じることができた気がします。

それから、4,000km離れたカンボジアの土地で、子どもたちや現地の方々と触れ、スポーツフェスをカタチにする体験を通じて、「心のゆとり=自分自身と向き合う機会」を沢山いただいたような気がします。

一緒に創ってきた日本人のプロジェクトメンバーを見ているはずなのに、実は自分自身を見つめ「自分の存在価値はなんだと思う?」と問われているような気がして、現地で出会った子どもたちとコミュニケーションを取っているはずなのに、実は自分自身の心に「廣木は、今を最高に楽しんでいるか?」と問われているような気がして。

スポーツフェスも大盛り上がり
全員で「モイ・ピー・バイ!」
音楽フェス
子どもを担いで首を痛めました。

最終日に、このプロジェクトメンバーでシェア会を行いましたが、みんなの想いや感じたことを聞きながら、「あぁ、なんて自分は幸せで恵まれているんだろう。血は繋がっていないけど、家族のような仲間たちと一緒にこの企画をカタチにしてきたプロセスがすべて尊いな。」と感じました。

「スポーツ」と「音楽」は、年齢や宗教や国境を超え、そこにいる人たちの心をひとつにして、今回のカンボジアでの体験は、僕たちの心に「ゆとり」と「つながり」と「愛情という生きる力」を沢山プレゼントしてくれました。

ファミリー

みなみちゃん始め、株式会社株式会社NATURAL VALUEやNPO法人グローブジャングルに関わるみなさん、今回のプロジェクトに参加してくれた日本人のファミリーのみんな、MANGO SCHOOLの子どもたちや工房で活躍するみなさん、日本から沢山のユニフォームなど寄付と応援をくださったみなさん、このかけがえのない体験を一緒に創ってくれたすべての人に、ファミリーに感謝いたします。本当にありがとうございました!

べーやんと一緒に村からの夕日

「僕は、今とても幸せです。
みんな!また来年もカンボジアに帰ろう!」

そして、一回言ってみたかった言葉
「ここが私のアナザースカイ!」
ではなく
「カンボジアが僕らのアナザースカイ!」

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