2023年の僕のこと、店のこと。

note再開。

この間、実店舗開店から4年経ち、コロナ禍も抜けて、今何を考えているか、残していこうと思う。

店は、本店と、百貨店藤井大丸で週末営業の姉妹店になり、スタッフは変動はあるが、常に5-7人在籍して、売上は2022年までは120%で進捗し、ほぼ今の規模感と店の体力ではできる限界に近づいている。よって今年は今のところ、昨対とほぼ変わらないくらいである。つまりは概ね順調。

借り入れを抱え、生まれたばかりの子供がいる30代後半で店を作った時のなんとも言えないプレッシャーがあった起業時からすると、今は日々、色々と思い悩むことが多少あるとはいえ、ひと段落はしていて、あの頃よりは、心も店の状況も安定はしている。

起業時はとにかく店を軌道に乗せることで頭がいっぱいで他に何かを考える余裕はなかったが、今は、少し腰を落ち着けて考えることができる。そこでまず思うこと。これは、40代に入ったこともあるだろうけど、「今後、どう生きていきたいか」ということ。

個人としてどう生きたいか、そして、店としてどう生きたいか、を昨年くらいからは毎日考えてきた。個人と店、僕には二つの人格があって、それぞれの生き方、そして、死に方を考えなければならない。

僕の個人的な幸せとはどういうことか、お店の幸せとはどういうことか。

僕が出した答えは、まず僕個人の生き方イコール店の生き方、僕の幸せイコール店の幸せで、考えようということだ。つまり、店は、僕の個人事業として続け、そして、最終的に僕自身が来るべきタイミングで閉じる。法人化もしない、事業を必要以上に大きくしない、多店舗展開や店舗拡大をしない。僕自身の手の届く、目の行き届く範囲で精一杯、より多くの人に自分の仕事で喜んでもらいたいが、それを自分の抱えられる範囲を超えない中でやり切ることを決めた。それが僕の幸せであり、店の幸せになるだろうと判断した。

続く



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