【百科詩典】ふにおちる【腑に落ちる】

思弁を燃料にして前に進んでいくタイプの人間でもない。
それよりは身体に現実的な負荷を与え、筋肉にうめき声を上げさせることによって、理解度の目盛りを具体的に高めていって、ようやく「腑に落ちる」タイプである。

〜村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』