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そこにあった物語 「ゴールド」


この度、長編映画「ゴールド」の製作が始まる。
誰かに簡単に形容されたくない
僕の人生において、とてもとても大きな、大切な物語。

始まって、終わってしまう前に、
今の気持ちを残しておきたいと思います。

「ゴールド」(監督/知多良)
2020年に製作・公開されたグッナイ小形さんの楽曲「きみは、ぼくの東京だった」のミュージックビデオのリハーサル用脚本から生まれた物語。


監督は、知多良さん。
自分が初めて出演した短編映画「見えない、光」の監督でもある。
世界の端っこまで丁寧に見つめているこの人に、
僕は嘘がつけない。つかない。いつまでも誠実でありたいと思う。


小畑みなみさんとは、その作品で初めてご一緒させて頂いた。
強くて優しくて、ビールが似合う。
下を向いている自分を、笑顔にしてくれる人。

グッナイ小形さん。
東京に来る前、お世話になっていた方からの紹介で知った楽曲「おやすみ」
そこから、偶然一度お会いした。


「いくつものいくつもの空の下を、何度も間違えながら歩いている」
「いくつものいくつもの涙を落としてもまた朝が来るのを知っている」

勝手に、自分の歌だって思った。
この先の人生のあれこれを、楽しみに思うことが出来た瞬間だった。
この人が今日も高円寺で歌っているのならと、
越えていけた夜がいくつもあった。

数年後、「きみは、ぼくの東京だった」のMVを製作することが決まる。
小形さんの路上ライブを、たまたな知多監督が聞いてオファーをかけたんだそう。こんなことが起きてくれるんだなあと、口に出して言った。



そんなMVから、
この「ゴールド」が生まれる。

やっぱり、言葉にはうまく出来ないけど。

何もかも変わってしまうようだけど、
そこにあった日々はなくならない。
不器用なみんなの日々に、少しでも共感できるように。
終わりがある日々を愛せるように。大切にできるように。

また会えるように。


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