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千の手と光の道

人生の方向を、どうやって定めるか。

この絵描きは、絵描きとして生き始めた比較的早期に、その羅針盤となる存在を得た。

それは、おそらく、とても幸運なこと。

得ることができずに
あるいは
得ても、それを信じることができずに

多くの人は、長い迷いの道を手探りすることになっているように、思う。

「千の手」という言葉を羅針盤から得たのは、もうずいぶん前のこと。
黄金の色、を示す愛称を賜ったことも。
その頃のこと。

その当時には、大げさに感じたその表現も。
今となっては、自らの裡からも発する認識へと育った。

盲信にならぬよう
常に疑い、確認し続けながら

しかし、その羅針盤の示す先を
見せる景色を
それそのものを疑うことは、しなかった。


時には後退することもあり
歩みは遅く
拓く力が弱く
登り切れない山もあり

自分自身の期待値を
自分自身が大きく下回る
そんなことも、度々ある。

それでも。
示す方向を
その先に見える星を
仮に、それが見えなくなったとしても
向かう

その意志だけは
持ち続けた。

得た羅針盤の指し示す先を

どのように、受け止めるか。
どのように、流れを読んでいくか。
どのように、行動指針に変えていくか。

それは、個人の資質によるところが、大きいかもしれない。

同じ羅針盤を得た人は、数多く存在する。
それは、この絵描きも、知っている。


そして、羅針盤を得たものの活かしきれないまま放棄していった者たちの存在も。
知っている。


光は、真っ直ぐ進む性質をもつ。

反射角度が少し変われば、跳ね返った光が映る場は、大きく変わる。


距離が開けば開くほどに
その位置のズレは大きく広がる。

見失った、という現象を
角度のずれと思わず
喪失した
と思い込めば

後に残るのは、落胆と

ともすれば、恨みかもしれない。



神も仏も
人へ投げかける光は
常にそうした

反射の道

である。

光を発するのは、人で。

神も仏も、その光を反射させ
光の軌道を見せてくれる存在。

それを見失う
ということは

本来は

あり得ないこと

なのだ。




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