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高見純代さん著『薔薇のノクターン』を読んで。

バレンタイン特別企画として、山根あきらさんが企画された『ほしかったラブレター』💌
とっても素敵な企画でした✨(もちろん、私も参加させて頂きました♡)

その企画に仲良くさせて頂いている、純代さんも参加されていて、その記事を読んで、すぐにAmazonで購入したのが『薔薇のノクターン』です。

読んでから感想文を書くまでに時間がかかってしまいましたが、少しでもこの本の魅力をお伝えできれば、と思います💕

『実』と『虚』の見事な融合ストーリー。結婚してから、恋愛小説や恋愛漫画、恋愛ドラマなどから、すっかり離れていた私。
久しぶりに恋愛感情を思い出し、ドキドキしながら読ませて頂きました。

まず、主人公(澄世さん)の服装の描写がとても印象的だった。着物、ワンピース、パジャマ、ストッキングや下着。

目の前にその服装をした、凛として美しい主人公(澄世さん)が立っているかのような錯覚に何度も陥った。

私の恋愛対象は夫(男性)なのだが、この本を読んでいる間、私は確かに澄世さんに恋していたように思う。それだけ、魅力的な主人公だった。

繰り返し訪れる様々な病気を、葛藤しながらも最後はありのままに受け入れ、そして全てを愛へ変えていく主人公。

その主人公を支えたのは、ご家族(ご両親とお兄様)であり、いけばなであり、音楽や本、そして、何よりも愛する人、K医師の存在。

K医師へ惹かれていくその様にも感情移入し、心も手も震えながら読み終えた。

きっと、私は、一人の人として、この主人公に恋をしたのだと思う。

人生は楽しいことや、嬉しいことであふれているわけではないけれど、人との出会いはやはり人生で一番、楽しいこと、嬉しいことに含まれる。その出会いのきっかけが「病気」だったとしても。

私の一番好きな一文を紹介します。

人生は悲しい事、苦しい事が殆どで、だから小さな親切が心底有り難いとわかり、ささやかな喜びの中に真の幸福があり、何げない日常は最上の平和だと、澄世はつくづく思っている。

『薔薇のノクターン』より

私も今、ある病気に罹患中ですが、ささやかな喜びを感じながら過ごしています。主人公のように、受け入れ、そして感謝して生きていきたいなと思います。

高見純代さん、素敵な本を読ませて頂き、ありがとうございます✨

主人公の言葉を借りるなら、『ささやかな喜びの中に真の幸福がある』。
そんな気持ちで、日々、『小さな嬉しい』のつぶやきを投稿しています🥰

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
ご縁ありましたらエッセイ本、よろしくお願い致します。

ひろ生さんの記事より

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