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オタク用語辞典『大限界』の問題まとめ

きっかけは一つのバズツイだった

辞書の老舗メーカーである三省堂から出されるオタク用語辞典というだけあり、はじめは公式の悪ふざけという風に肯定的に受け止められていた。その道のプロが作る辞典なら間違いないだろうという期待である。

しかし流れが変わり始める

例文に二次創作カプ名が出されていた

オタクは基本的に隠れたい生き物なのだが、意図しない形で表に出てしまうことがある。

記憶に残っているのはVtuberによるBL同人誌の朗読事件。
晒された側(被害者)がファンに凸られ誹謗中傷を受け鍵垢化・垢削除まで追い込まれており、現在に至るまでファンに嫌がらせを受けている。

今でこそツイッターという場では堂々と腐女子を名乗ることができるが、古のネット社会では腐女子に対する嫌がらせ行為が横行しており、その中でも晒し上げには特に嫌悪感が強い。

なにせひっそりと活動したい腐女子には晒し上げられたところでなんのメリットもない。自分の好きな気持ちやその集大成である作品が好奇の目に晒され笑いものになるだけだ。

それに自分が快適に暮らして来た環境が一変する可能性だってある。
晒しに遭って残るものといえば事件へのトラウマと荒涼とした焼け野原。
好きな絵師や字書きが鍵垢になり、作品をpixivから削除し、ジャンルから撤退する。

なので、そっとしておかれるのが一番なのに三省堂の辞典にはガッツリと二次創作カップリング名が載せられていた。

さらに頭の痛い問題はそのカプ名で二次被害に遭っていることだ。

学問とBLの相性の悪さ

BLが一般化した世の中で、腐女子自体を研究分野として扱おうとする動きが大学側にあるが、どうもうまくいっていない様子。それは、大学側の研究方法が杜撰であること、あるいは教授による恣意的な誘導があるからである。  

腐女子(BL)というセンセーショナルな題材を取り上げると、それだけ大きな反応が返って来るので自分のビジネスに繋げやすい。しかし同時にセンシティブでもあるこの題材を丁寧に扱おうとする動きのなさ=研究倫理の足りなさが度々疑問視されている。

今回の事件もそういう面が指摘されている。

元は文化祭用の同人誌だった

同人誌として出すならいいが…の声

誰も同人誌として作ったことは否定しておらず、同人誌であれば多少粗があったとしても許そうというスタンスである。

しかし三省堂という辞書の老舗から出すということで、それなりの精度を求められている

出版する責任

学生を守る気のない出版社

三省堂は今回の炎上を受けてなんの説明や対応をすることもなく、平然と宣伝を続けている。そのせいで学生が運用している個人垢が攻撃対象となっているのだ…一方で大手メディアでは『大限界』が次々と取り上げられトレンドが作られて行っている

大学の責任

そして始まる学歴差別

三省堂の責任

参考文献にされる危険性

出典の記載がないという指摘


用語に対して

思い出される『ゲームの歴史』

そもそも『大言海』は三省堂じゃない

辞典ではなく読み物として読むなら…

すでに複数の問い合わせが


三辞書について以前にも問い合わせがあったが三省堂は無視


その後の三省堂の見解

三省堂に消されてしまったリプ欄

「予定通り発売します」への牽制だったが、リプ欄で非表示にされてしまった……

Amazonの本の売上ランキングは相変わらず一位…


ありえない謝罪に加熱する炎上


文句があるならもう自分で作るしかない

結局何が問題だったのか


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