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あいに

5月の頭に大阪のギター弾き語りで活動している萩山百花のミュージックビデオが公開された。

彼女とは、今年の1月に大阪にライブ撮影に行った際に、とあるライブハウスで出会った。ライブ自体を見たわけではなく、打ち上げで彼女がギターをもって歌っているのを聴いただけである。
それでも彼女の歌声には、何か惹かれるものがあり、何か一緒に作れたらいいなと思っていた。

コロナの影響により、外での音楽活動ができない中、萩山がtwitterにて映像作りたいというようなツイートをしていたので、これはいい機会だと思い、すぐに声をかけたのが今回のミュージックビデオ制作の始まりであった。

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やり取りの中で、彼女から写真を中心にしたリリックビデオとかできますか、と来た。
大阪と東京という遠隔での映像制作であったが、僕が過去に撮影したフィルム写真と萩山の写真フォルダにあった彼女自身の写真や風景、そして、それぞれが新たに撮った映像などを編集し、今回の「あいに」が完成した。

好きな人の横に当たり前にいれる存在ではない、ただただ都合にいい人と言われてしまうようなそんな存在であるが、それでも好きなんだというような内容の曲であるが、これまで当たり前のようにしてきたことができない状況に今なっている。

友達や、恋人、そして家族にすら会いに行くことが制限されている中で、自分にとっての大切な人たちや空間にどうやって愛を伝えるのかどうやってこの状況を乗り越えるのか。

こんな状況だからこそ、当たり前の日々なんていともたやすく失われてしまうことを知らしめられた僕たちだからこそ、せめて自分にとっての居場所を精一杯大切にしていかなきゃなと思う。

1日でも早く、この「あいに」を歌う萩山百花をライブハウスで撮影できる日が来て欲しい。
そして、写真を撮る人として、あなたが、あなたの大切な人や場所がそこに存在しているという事実を残したい。

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