0023 カミングアウト

人に上下をつけていた。
昔の私は、人を勝手にカテゴライズしたり
評価したりしていました。

この人は私より上
この人は私より下

そして下の人を見下す。
この人は私より下だから
私が気にかけてあげなきゃ。
私が話しかけて話題を振ってあげなきゃ。

そんな風に人を見ていたことに
気がついた。

この人からは学べる
この人は私よりすごい

そう思う人は私より上。

この人の話すことはあまり有益じゃない
話が楽しくない

そんな人は私より下。

なんでひどいんだろう。

そりゃぁ、そんな風に人を評価して
見下していたら

評価される事や
見下されることを恐れるはずだ。

私が当たり前に無意識にしていることは
周りの人もしているだろうと思うから。

誰からも評価されたり
見下されたりすることが怖かった。

私は自分が博愛主義だとか
誰にでも丁寧に接したい

そんなことを表面で思っていながら
内側ではそんな状態だったんだ。

あーーー恐ろしい。
今まで、どれほどの人に
そんな思いで接していたんだろう。

だから私は、
人によって態度を変えてしまうんだ。

自分の中と外の思い
言葉や行動が一致しないから
違和感を感じながら
生きづらさを感じていたんだ。

自分の行動、行い、振る舞いが
常に誰かから評価されると思っているから
チグハグな行動をしてしまうんだ。


本当はこうしたいのに、
これだと評価されないからこっち。
これだとひどい人だと思われるから
こう言う。


そんな風にしてたから
いつも自分の行動が

間違ってはいないか
正しく見えるか
誰からも批判を受けない内容か

そんなことばっかり気にしてしまっていたんだな。


あー。
ほんと恐ろしいし
常に緊張しているし
緩めない。

やっぱり自分だったんだ。

誰かから評価されることが怖い。

それは、自分が周りを評価している。

自分が周りの人を
ランク付けしていると言うことなのかもしれない。

なぜそうなってしまったのか。

やはり、
人間関係には上下があると
おそらく家庭の中や、
育ってきた環境、社会で学んだんだろうな。

父は母より上
親は子より上
先輩は後輩より上
上司は部下より上

常に順位が付く世界にいて
その順位が、「その人の価値」
みたいな感覚があったのかもしれない。

あーーーーーーー。
もう嫌になる。
自分のことを嫌いになってしまいそう。

だけど、
なぜここに気がついたか。

それは、
自分の人に対する見方が変わったことに
気がついたから。

人は、見た目では判断できないことも
たくさんあるし
話してみないとどんな気持ちを持っているか
わからない。

自分がオープンにするからこそ
相手もオープンに話してくれる。

どんな人からも、学ぶことがある。
ほんとどんな人にも、その人にしかない
経験や思いや価値観があって、
それは誰にも真似できなくて
誰とも同じじゃなくて、
その人だからこそ、持っているもの。

そこに優劣は無いし
ましてや価値で上下を判断することなんて
できない。

それなのに
私は自分のほんのわずかな経験から
人のほんの一場面を見てジャッジして
上下を判断して

上と見ればヘコヘコして、
下と見れば偉そうにしてた。

そんな自分が悲しくて悔しくて恥ずかしくて
涙が出てくる。。。

うわぁショックだ。。。

自分のことを何様だと思っていたのか…

今日のこの気づきはわたしにとって
大きなものだとわかる。

でも裏を返せば、
今はどんな人も、等しく尊いし
愛おしくありがたいと思える。

それは、自分自身に対しても
そう思えるようになったから
なのかも知れない。

ふぅ。。。

少し落ち着こう。

それではまた。

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