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ノートに書き出そう! vol.3 執着を手放す

私は「なんでも書くノート」というものを日々書き込んでいる。
その名の通り、なにを書いてもいいノートだ。

「なんでも書こう」というと、途端に書けなくなる人は多いと思う。

自分の思考をすんなりアウトプットしていくのは、実はそんなに容易いものではない。
私は数年間もこうやってノートを書き続けているから慣れているが、普通の人に「はい、なんでも書いて」と言ってノートを差し出したところで、何も書けないだろう。

そこで、ノートを数年間書いてきた私が、「こういうことを書いてみませんか?」という提案をしてみる。
シリーズ化として何本かに分けて執筆していこうと思う。

今回は、「執着を手放す」について。
さぁ、ノートを一冊用意して書いていこう!



人は常に執着している

執着を手放すといっても、漠然としている。

そもそも執着とはなんなのだろうか?
執着とは、物事に固執し、そのことについてとらわれている状態を表す。
主に悪い意味で使われる。

人は常に一定ではいられない。常に変化していくものであるからこそ、執着があってはならない。
執着は、変わり続けるのが当然なのに、変わらないようにしているということでもある。
と、仏教ではこのように言われている。

じゃあ、私たちが今、執着していることはなんなのだろうか?
ノートに書き出してみよう。


執着しているものを書き出そう

  • 今、私が執着していることはなんだろう?

  • 何を手放すべきなのだろう?

  • 人は常に変わり続けるはずなのに、「変わらないように」してしまっているものってなんだろう?

まずはノートに、これらのことを考えて書いてみよう。

自分が今何に固執しているのか。こだわりすぎてしまっているものはないだろうか?
そのことばかりについて毎日、考えすぎてしまっていないだろうか?

きっと、そういうものがあるはずだ。

まずは解決法などは考えなくてもいいので、執着しているなと思うものを全て書き出してみよう。
「これって執着かな?」と疑問に思ったものでも、とにかく書き出そう。

ちなみに私は下記の3つのことを書き出した。

私が書き出した執着
・夫婦関係のあり方
・ガジェットやプラットフォーム(手段の目的化)
・理想ばかり追い求めていること

執着は具体的な「物」でもいいし、「環境」や「状況」などでもいい。

私の場合は、長年、今の夫との暮らし方に疑問を感じている。けれど、環境を変えることは難しいことから、「現状維持」という形で執着してしまっているなと思った。


こうやって執着しているものを書き出すと、執着していることで何がデメリットとなるのか、考えることができる。

書き出して見えてくるものを、さらにつなげて書いていこう。


執着を書き出すことで見えてくるもの

執着を書き出すことで、それがなぜ自分の足かせになっているのか、物事がうまく進まないのか、そういう理由を探る鍵となる。

例えば私の場合は、
・夫婦関係のあり方
・ガジェットやプラットフォーム(手段の目的化)
・理想ばかり追い求めていること
この3つが、執着していることだが、これに少し補足を付け加えてみる。

・夫婦関係のあり方→必ずしも夫婦としている必要はないと思うのに、現状の暮らし方で妥協してしまっている。

・理想ばかり追い求めていること→毎日コツコツと発信作業ができていない。それは、収益化を見逃すということでもあるのでは?

こういうふうに、執着することで何がどう悪い方向へ進んでいっているのか、気付いたことをちょこっと書き出してみる。

私はこれで、全てが繋がった。

小っ恥ずかしいけれど、その時書いたノートの内容を公開するので、参考にしてみてほしい。


私は、理想ばかり追い求めることに執着することで、毎日コツコツと発信できる喜びや収益ができる見込みを捨てている。
そのため、夫婦関係の改善に必要な資金も稼ぐことができず、現状維持のままになっている。
そして、そういうモヤモヤした思いから逃れるために、ガジェットやプラットフォームという「手段の目的化」というものに現実逃避をして誤魔化している。

要するに、「変わりたくない」という思いが、逃避行動に向かってしまっている。

執着することによって、行動をしない言い訳にし、現状維持ばかりの道に進む。

執着していることは一つひとつなのだが、一つひとつを分析していくと、全てが繋がっていることに驚く。


これからすべきことは何?(計画を立ててみよう)

・WHAT(何に執着しているか)
・WHY(それはなぜなのか)
・HOW(どのように手放すか)
というように書いてきたので、最後はWHEN(いつまでに解決するか)というものを含めて、計画を立てて執着を手放していこう。

HOWとWHENがあれば、計画が立てられるはず。

「執着を手放すために行動できるならそもそも悩んでいないよ」と思うかもしれないが、どうしたら行動できるようになるか考えよう。

行動は、完璧でなくてもいいはずだ。毎日一歩ずつのベイビーステップでも、執着を手放すための第一歩となるだろう。


終わりに

私は、自分の好きや特技を活かしながら、収益化できる見込みを作る。そのために必要なベイビーステップは、まずネット上での認知が必要だと思ったので、そのために記事を書く。

「収益化」と書くとお金にがめつい感じがするかもしれないが、そうではないのだと思う。
私が長年培ってきたスキルを、他者のために活かせるのだと思うと、自然とテンションも上がってくる。

他者を満たすことで自分も満たせるし、そしてまた自分を満たすことで他者を満たすことができる。いいループが出来上がる。


私は過去に夫婦関係で、資金カツカツなのに無理やり別居しようとして、結局うまくいかなかった。そのせいで逆にたくさんのお金を失ってしまった。

その学びから、やっぱり別居は今のタイミングではないと感じる。

ただ、ずっとこのことについて執着しているから、いつかは手放さなければならない。

そのために始めるステップは別居ではなく、まず別居のための資金作りからだった。ノートと向き合うことで、そのことに改めて気づかせてもらえた。

18年一緒にいた夫(発達障害/躁鬱/アルコール依存症持ち)と離婚することになりました。離婚して新しい一歩を踏み出すまでを投稿します。