『記憶に残らない人』から、料理講師、料理本出版、テレビ出演、そしてオリーブオイルのプロへ

こんにちは!中村裕美です。
私は料理講師18年目を迎え、オリーブオイル輸入8年目。
6年ほど前からイタリアで国際オリーブオイルコンテストの審査員としてスタートし、現在ではトルコ、日本でも審査員を務めております。

これまで、
料理教室や料理セミナー、オリーブオイルセミナーなど、受講生は延べ1万人を軽くこえます。


18年間の講師人生の中で、させていただいたお仕事はこのようなものがありました。

ご覧いただくと、まるで『子供の頃の夢を実現させた』かのような雰囲気もありますが・・・


もともと、ぼぉ~~っとしているタイプの私は、特技も取柄もなく、
注目されることが苦手で意味もなく怖がり。

いつも誰かの後ろに半身隠しながら
友達との付き合いも狭い範囲で、安全に安全に、と生きてきました。


そんな私は料理研究家になりたい!という夢を持ったことは一度もありませんでした。


社会人になってから一人暮らしをすると、
必要に迫られたことから、たまたま料理に興味を持ち、


たまたま見つけたイタリア料理留学に
間違って(!)飛び込んでしまい、
授業初日に帰りたい!逃げたい!!


けど、


逃げ方が分からずそのままいたら卒業してしまった・・・

という情けない経歴しかありません。


大先生のアシスタントも経験したことがありません。


そんな私ですが、友達に『料理教えて』と言われた一言をきっかけに、
冗談で自宅で開催してきた料理教室は
年を追うごとに生徒さんが増え、


1回で5名の生徒さんをお迎えし、

 ①10:30~の部でレッスン
 ②次は15:30からレッスン
 ③そして夜19:30からレッスン

と1日に3回レッスンをするほど生徒さんに恵まれました。


出版のお話もいただき、
今でも活躍するタレントさんへの料理指導や、
ジャニーズの方とテレビ出演をさせていただきました。




一仕事終わったとコーヒーを飲もうとすると、
新聞へのレシピ提供のお話をいただいたり・・・
目まぐるしい日々を送っていました。



その合間に料理本の撮影がはじまったり、色々な撮影をしていただき、イタリアやトルコ、スペインなどオリーブオイル農園をまわったり、振り返って気が付く。


あ、結構がんばってた(笑)



好きだからこそ、苦には全くなりませんでしたが、今思うと、全く余裕がない生活していたなぁ~と感じます。



勉強する暇もないほど、アウトプットの日々。
これは正直、実力が付きました。自信もつきました。
売り上げも上がる一方。
でも私の中で違和感がどんどん大きくなり・・・


何かが違う。そう感じました。


仕事は順調でしたが
言語化できないモヤモヤを抱えて苦しい日々・・・
そこへコロナがやってきて、全仕事、一時停止。


私は、コロナを理由に、走り続けてきた足を
ようやく止めることが出来ました。


トコトン休みました。
頭も体も想像以上に疲れていて、
20時間寝続ける日も何度もあり、
自分が疲れ切っていたことを初めて自覚。


でも、モヤモヤの正体は、
疲れではありませんでした。


天井をぼんやり見ながら頭を巡りました。


自分は一体何をやりたいのか。
生徒さんたちの『なりたい姿』って本当はなんだろう?
本当の意味でみんなに役に立つ料理教室ってどういうことなんだろう?

コロナ禍で、料理教室や料理講師を辞めていく人が増えていくのを見ながら、何もしてあげられない自分を残念に思いながらも、どこかで焦る自分も感じる日々。
これからの自分の生き方、在り方、そし世の中に対して自分の役立て方についても考えました。

色々なモノやコトを持ちすぎていることにも気が付き、
一つずつ手放していきました。
何を抱えているかもわからないくらい、
たくさんのことを勝手に抱え込んでいました。



料理やオリーブオイルは私の人生の一部になっていました。
夢中でやってきたので、同化してしまったのかな?


私はオリーブオイルの生産者のもとに、年に最低1回は訪れています。年によっては2度、3度と訪問することもあります。


何度も訪問を繰り返していくうちに、表面的な付き合いから、家族のような付き合いに変わり、ご自宅でランチや夕飯をいただくことが増え、ご自宅に泊めていただくようになりました。


何度も訪問しているので、
彼らが飼っている大きなワンちゃんは私のことを覚え、再訪問すると、
襲いかかるレベルで歓迎を受けます。かなり、怖い(笑)


私が彼らを訪問する理由は、
オリーブの成育状況や来期のオリーブオイルの搾油が順調にいくか、
どれくらい輸入できるのか・・・
そういう事柄をチェックをしに行くわけですが、
数日お泊りさせていただくと、
仕事の話なんてトータルで30分程度。
残りの時間は、家族のように過ごします。


2006年 in   イタリア(まだ遠慮がち)

  

2023年 in   スペイン (すっかり馴染んじゃった)

コーヒーも飲みたい時に自分で飲んでねシステムになり、
食べたい時に、勝手にリンゴかじったり、チョコ食べたり・・・
ランチは『昨日の残り物』にもなります。


もはや、お客さんではないので(笑)


マンマや家族がそれぞれ自分が好きなことをしている時間は、
私はひろ~~いお庭のソファーでごろ~~んと寝ているうちに
ワンちゃん猫ちゃんの『かまって!』襲撃にあって、
服が土だらけになる時間を過ごすことも。


化粧もせず、お庭でワンネコちゃんたちと。


この生活までくると、お料理は本当に家庭料理になります。
前日の残り物をリメイクしたり、冷凍していたエビを解凍して使ったり、
多少の傷んだ野菜も使います。


普通の、日常。


インスタントは使わないのがロレータさんのルール


ここに、レストランでは食べられない、ほっこりとする家庭料理があります。これを私は何度も食べさせてもらってきました。


イーストから手作りは当たり前のローラさん


こういう料理こそ、
日本人が日本のキッチンで作りやすくて、
そして何度でも作れる料理なんです。


ここを伝えるのが、私の役目なんじゃないかな~と思うようになりました。


お料理大好きなペペさん。奥さんはソファーの上。


マンマたちの料理をコピーするだけの料理教室スタイルでは、
習ってくださった方は、その料理しか作れない。


これが、私はもったいないなぁ~と感じるのです。


使う食材や調味料が変わるから、
国によって、地域によって料理が異なります。
それが郷土料理になり、その国の料理に。
だけど、調理法はどこもあまり変わりません。
煮る、揚げる、焼いたり炒めたり(この差、わかりますか?)、蒸す、茹でる・・・

この『調理の目的』を意識の中で明確にできれば
マンマのメソッドはそのままで、
料理自体を和食へのアレンジ展開が可能になります。


そしてこの時、普段の和食がぐっと美味しくなります。

調理の目的がはっきりしているので
余計なことをしなくなり、
それがより素材重視の調理スタイルにつながるからです。
(つまり色々と『やりすぎている』人はとても多いのです)


イタリアやスペインのご家庭で料理を見ていると
素材の活かし方が日本以上に上手だなぁ~と感じることが多々あります。


イタリア料理をはじめ、
海外の料理を習っている方々は多くいらっしゃいます。

多くの国が、パンと一緒に食べる文化。
ですが私たち日本人は、普段白米を食べます。ご飯です。


パンは合うけどご飯は合わない料理は、
日本人生徒さんたちが習っても出番が少なく、
そのうち忘れてしまう料理になりやすい。


つまり。


私はここを変えたい、と思いました。


1つのイタリア家庭料理の中にある調理法を理解した上で、
その調理法を用いた『ご飯が似合うおかず』を作れるようになれば、
習った1つのレシピから、その人のオリジナルが生まれ、


その人らしいアレンジレシピが広がるのでは、と。

そうなると、料理のアレンジなんて無限に広がります。
つまり、海外の知らない料理を習う理由が変わります。


レシピが欲しいから、という理由で1つの料理を教わるよりも、
後で自分の料理を広げていくための具体的なヒントをもらう、
という理由で1つの料理を教わったほうが、
生活の中に活かせる料理になるのです。


あなたのレシピが増えていく仕組み


実際、私自身もマンマに習ったイタリアの家庭料理をそのまま作るよりも、そのメソッドを応用して、白ご飯や玄米と一緒に食べても美味しい料理にアレンジして使っていることが多くあります。


私の夫はお米が大好きな日本人ですから笑


だから、私はここを皆さんにお伝えしたいと思うようになりました。
ただ、これを言語&レシピ化して体系化し、みなさんにお伝え出来るようになるまで1年ほどかかりました。


使う野菜を変えるだけの『アレンジ』。
これでは、やはり白ご飯は合わないまま。


そうじゃない。
調理法を活かして、全く別の物を作る。
これが料理を習った時間を生活の中に活かせるアレンジ。


頭の中がぐるぐる。苦しい1年を過ごしましたが、
ようやく形になり『オンライン+料理動画販売』というスタイルで料理教室を再開し始めると、これまでリアルで習ってくてくださっていた方からは、オンラインよりリアルが良いというお声を沢山いただき、



何度も、全て元に戻そう!と決心しては、
いや、それでは自分を活かしきれない!
習った人たちのレシピが生活に活きていかない!
と、気持ちを奮い立たせて今日があります。


なぜオンラインの方が『活かせる』と思ったのか。


それは、動画を見ながら生徒さんが自分の料理だけと向き合うからです。


私たちは子供のころから、『先生と同じようにする』ことを教わってきました。先生のすることが正解だと、教わってきました。


オトナになって感じるのは、『正解は自分が決める世界』だということ。


料理も同じ。

先生の通りの味にすることだけが、『美味しい料理』ではないと思うのです。自分が美味しい!と思える状態を作る、そしてその状態を自分で見つけていく。

その工程こそが料理の学びなんじゃないかなって。


料理を学ぶ人は、ここを目指した方が圧倒的に『使えるレシピ』が広がると感じませんか?


今は、私が教わってきたマンマたちのお料理を、
メソッドはそのままでお伝えしつつ、
白ご飯が似合う料理への展開も同時にお伝えする。
これを皆様には毎月、動画で学んでいただいています。


動画の中に存在するコツ部分や特徴的な要素を抜き出して別動画も作っています。
1つの料理をお伝えするために、
裏で私はなんと、7種類もの料理動画を作っています。
1品のために動画、7つです。(うち、生徒さんが閲覧できる動画は6つ!)



そして、ラインで届く生徒さんからの質問に答えながら
みなさんをサポートさせていただいています。


最初は動画も、やり方も、たくさん修正しました。
だけど、このやり方にしてから、
ご参加いただいた生徒さんたちの変化が、
料理の上達が、やはり早いのです。


そして彼らは夢中になって料理を作ってくれるのです。


リアルでレッスンをしていた時は、自宅で一度も作っていません、という方が少なくありませんでした。

でも、今、オンラインで受けてくださっている方々からは次々と、こんなメッセージが作った料理写真と一緒に届きます。

熱意持ってサポートしたくなる理由は、生徒さんたちから届くメッセージがあるからです。


・先生!作りましたー!ちょっと焼き過ぎたけど美味しく出来たー!

・めっちゃおいしくて、自分を褒めました

・自分史上、最高の出来栄えです!

・こんなに簡単に作れてビックリしました

・美味しく出来ました

・汁少なすぎました、またリベンジします!

・先生、3回目作りました!!


(私のインスタ投稿)


『レッスンだから美味く作れるけど、家で一人で作ると美味しく作れない』
『調理器具が揃ってないから、家だとできな~い』
『アレンジできるって口頭で教わっても、自分ではできな~い』



といった声が上がるのが料理教室の現実。




でも、自宅で動画を見ながら、最初から自分で料理と向き合って作っていくスタイルになると、この言い訳はもうできなくなります。


生徒さんと定期的に面談を行なっていますが、
誰もこの3つの常習言い訳を言う人が出ておりません。
最初から自宅で自分で作っているので、出ないのです。


むしろ、ご自身のキッチンでzoomを通して私と直接一対一で面談が受けられるので、持っているフライパンや調理器具、調味料などを棚から出して面談時に私に見せて、直接アドバイスを受けるなんてことも、簡単なわけです。


理解が深まるし、疑問を『納得』に変えていける。
やっと、やっと、たどり着きました。
みんながちゃんと変化を起こせる料理教室のスタイルに!


コーチ(私)を使い倒してください、と生徒さんには伝えておりますので
zoom前に質問を羅列して、質問攻めにもあいます。



どんな質問でもかかってこーい~!とこちらも意気込みます笑


料理を教えてくれたマンマやおばーちゃんたち、シェフや、旦那さんたちに、とーっても感謝しています。
娘のように何度も抱きしめてくれて、何度も頬にキスしてくれて、その中で料理を教えてもらっています。彼らと過ごす時間は、『安心安全な空間』


私はこれも自分のレッスンの中に活かしていきたいと思っています。
自宅で動画でレッスンを受けていただいている間は、
『あなたとコーチ』一対一の状態。だから何を聞いても恥ずかしくない。
安心して楽しんでほしいのです。


1つの料理を習って、それしか作れないという習い方はもう古い!(笑)
その料理からどうアレンジしていくのか、
食材を変えると美味しくないその理由はどこにあるからなのか、
原因と理由を理解しながら、
ずっと活かせる知識が付いて行くスタイルの料理教室、しかもオンライン!



アナタの料理、まだまだ変わりますよ~~~



コロナの間、たくさんの人が『自分の味に飽きた』と言っていました。『料理教室にずっと通っていたのに、何を習ってたんだろう』というSNS投稿も何度も目にしました。


私たちは一生料理をします。
自分の料理に飽きるなんて、すごくもったいない。


飽きない料理が作れる自分になれたら最幸!
誤魔化しているうちに時間が経つのが一番モッタイナイ!


自分の料理が一番好きって、素敵じゃない?


今私は新しい挑戦の中にいます。料理の先生になりたい人、行き詰ってしまったリベンジしたい料理の先生たちに役立つプロコースを準備しています。


小手先の集客に頼った教室運営は、
集客の流れが変わるとあっという間に人が集まらなくなり、
常に集客し続けなければならず、とっても大変です。
生徒さんが継続したくなる料理教室というのは、通いたくなる理由があるからです。


有名な先生になる必要はないのです。
自分を活かして、生徒さんに実力がつく教室ができれば
料理教室を続けていけます。


教室運営を諦めてしまう前に、
私に一度相談してください。
あなたが頑張ってきた時間を無駄にしないために。
信じてついて来てくれた生徒さんに、これからも楽しんでもらうために。



料理の先生になりたい人は、
どう習うか、で教室運営が変わります。
ぜひ一度ご相談ください。


お問い合わせはこちらから。
私が直接お返事致します。

興味をもっていただけたら、公式ラインにもぜひお入りください。
一緒にオリーブオイルも料理も楽しみませんか。




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