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旅忘録.4~和歌山②~

この日は、次の目的地である伊勢へと向かいます。

熊野を後にし、伊勢に向かっている途中で気になる看板が目に飛び込んできました。

『花の窟(はなのいわや)神社』

ぽめじゅんちゃんも私も「何だろう?」と。
「どうする?」「寄る?」と決めきれないまま、車を駐車場に停めました。

立て看板で由来やご祭神を確認し、鳥居をくぐって神社の敷地に入ると不思議な感覚に襲われました。
視点が定まらないんです。

めまいがするのとも違う感じで、足元は安定しているし参道も認識できている。
隣を歩くぽめじゅんちゃんと会話も出来ている。
でも、視点が定まらない。

訳が分からないまま参道を進み、社務所を抜けて目に飛び込んできた光景に思わず声が上がりました。

「うっわあぁ」

花の窟神社の磐座(いわくら)

そこにあったのは、巨大な岩。
岩の大きさもさることながら、感じるエネルギーが凄まじい。

こんなエネルギーは初めてで、とてつもなく大きな何かを感じているんですが、何を感じているのかがさっぱりわからない。
まったく言語化できないんです。

更に面白いのは、社務所の手前と社務所を抜けた先とで感じるエネルギーが全然違うんです。
神社のすぐ脇を道路が走っているのですが、道路側から見た時ともまったく感覚が違う。

二人とも大興奮で、「何これ?何これ?」が止まりません。

来た時には数名いた参拝者の方も帰られて、気が付けば私とぽめじゅんちゃんの二人だけ。
この特別な空間を遠慮なく堪能させていただきました。

後で調べて知ったのですが、前日に参拝した神倉神社のゴトビキ岩は「陽石」、花の窟神社の磐座(いわくら)は「陰石」とされており、一対をなすとも言われており、ともに熊野の自然信仰の聖地なのだとか。

前日に神倉神社に参拝していたこともあり、「呼んでくださったのかもしれな~」なんて嬉しくなりました。


そんな衝撃体験をした後は、伊勢神宮別宮の瀧原宮に向かいました。

瀧原宮、瀧原竝宮

ゼロ磁場と呼ばれる地帯に建っている神社ということで、有名らしいのですが、なるほど。
こちらでも面白い感覚を感じましたよ。

”有るのに無い”という感覚です。
無いわけじゃなくて有るんだけど、でも無い。

禅問答のようですが、本当にそういう感じだったんです(笑)
「これがゼロ磁場ということなのかしら?」という面白い感覚でした。

さて、この日、最後の目的地は伊勢神宮内宮近くのおかげ横丁です。
ここでは念願だった出来立ての赤福を頂き、移動の疲れを癒してもらいました。

おかげ横丁 赤福

次回は伊勢神宮を巡りますよ~。

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