梅雨を乗り越えるための3つのポイント!

日照時間が短く湿度も高い「梅雨」はトマトにとって大の苦手。
そんな梅雨時に気を付けたい3つのポイントをお伝えします。

1.天気が悪い日は水やりの量を減らしましょう
曇った日でも、トマトは少しずつ水を使いますし、晴れ間が見えるとたくさんの水を使います。今日は曇ってるし、水やりはいいかな~、としてしまうと、夕方家に帰るとトマトが萎れてる!なんてことも。。。
実が付いてからは、天気が悪くても土が乾いていたら水をあげましょう。
ただし、最初にお伝えしたように、夜まで水が過剰にあると良くないんです。土の中が常に湿った状態になると、土の通気性が悪くなり根が呼吸することが困難になるのです。
曇りであれば、晴れの日の1/3、雨の日は1/10の量を目安に水をあげましょう。
天気が悪い日でも、土が乾いていたら水をあげる。でも量は少なめに。覚えておきましょう!
※水をあげるときもトマトの実や葉にかからないよう、根元の土に向かって水をかけます。泥が跳ねて葉に付くと病気にも侵されやすくなりますよ。

2.雨対策と光を当てる
鉢やプランター栽培なら、雨の当たらない軒下などに移動させ、動かすのが難しい場合は、支柱とビニールなどを使って雨よけをしておきましょう。
また、梅雨の間は、しっかり太陽の光が差すということが少なく、晴れの日に比べて光量が少なくなります。
トマトが少しでも多く光を受けることができるようにしてあげることも重要です。鉢やプランター栽培なら、容器ごと回転させ、陰の花芽を、表に出し、少ない光を最大限受けられるように工夫しましょう。

3.葉かき
これは古い葉っぱを取り除くお手入れです。
最初の頃に出てきた葉っぱで、黄色くなっていたり、既に枯れている葉っぱがあればハサミで切ってあげましょう。
古い葉っぱは弱っているため、梅雨時期の高湿度によってうどんこ病や灰色カビ病といった病気になりやすくなっています。
葉かきをすることでそのリスクを減らすこともできます。
ただし、葉を除去すると当然ながらトマトの樹に傷がつくことになるため、そこから病原菌が侵入する場合もあります。
下葉の除去は傷口が乾きやすい晴天日に行うようにしてください。

梅雨の時期は、プロ農家でも生育のコントロールが難しいです。
そのため、常日頃からトマトの生育状況を観察しながら、「曇天」「多湿」という環境から少しでもストレスを減らしてあげたり、病害虫の発生を予防してリスクを低減してあげたり、トマトが少しでも多く光を受けることができるようにしてあげることも重要です。

みなさま
梅雨が終わるといよいよ収穫です!!
日々のお手入れを忘れずに、梅雨を乗り切りましょう!

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