見出し画像

【中学受験記#2】吉祥女子説明会(Season2)

息子の通う塾が主催する「吉祥女子」の学校説明会の妻レポート。娘(現小4)のための情報収集。


アクセス

西荻窪から徒歩5分くらいの距離。駅から非常にアクセスしやすいのも女子校としては魅力の一つ。
駅から学校までの通学路は、中学生の通学路、高校生の通学路と分かれている。自転車通学は通学1~2㎞の圏内の生徒に限られる。

教育方針

これまで、説明会は多く参加してきたが、男子校か共学校ばかりで、女子校ははじめて。
説明会全体を通して印象に残ったのは、学校としての「面倒見のよさ」。男子御三家やわりと自由な校風をうりにしている学校ばかりをみてきたから、入学から進路実現までしっかりとサポートしてくれる安心感は新鮮に感じた。
だからと言って、がっちり管理系というわけではなく、あくまでも子ども主体の自由さもある。

生徒の印象

月曜日だったので、授業が行われているところや生徒たちが校内を行き交う様子もチラリと見れたが、「元気な女の子!」という感じ。実際に、吉祥女子といえば「元気で明るい」というイメージを強く持たれているらしい。

先生いわく、「確かに元気で明るい子が多いが、実際はみんなが素を出しているのでかなり多様」とのこと。文化系の女子も多いし、漫画研究部が2番目に部員数が多く、自称オタクな女の子も多い。
校内見学では、中学生から利用できるという自慢のカフェテリアも見せてもらった。「ポテから」が一番人気というあたりが、女子校らしくていい。

最近ジェンダーレス制服の動きが加速されつつあるが、吉祥女子は20年前から女子のスラックスが導入されていたり、生徒の希望から指定カバンの廃止が決まったりした。

学校行事

入学後は新入生歓迎会と先輩による校内案内を初日に行い、一週間後にはオリエンテーション。一緒にプロジェクトをするなかで、仲間づくりをしていく。

コロナで制限されたものも多かったが、一昨年前より修学旅行を再開。昨年からは、夏休みの勉強合宿や部活動の合宿も再開。今年度は、春季カナダセミナーを開催(35名参加)。これからは高校一年生、基本全員参加で開催する・・というようにコロナ前の状態に戻ってきている。

球技大会は毎年7月にクラス対抗のトーナメントでやるので高校生対中学生で試合をすることもある。

吉祥祭は、今年は入場制限なしで開催の予定。学年問わず、来場自由。自分の興味を遠慮なく表現できるものとして大切なイベントと捉えている。
ゲート制作委員会を立ち上げて入り口を飾る「ゲート」が見どころの一つ。今年のテーマは旅。

運動会は、コロナ1年目の2020年度は中止を決めたが、子どもの提案から可能な範囲でリモート(1ヶ月半かけて、毎日少しずつ運動会するという形)で開催。
昨年は3学年で開催。騎馬戦もあり。高三ダンスが全員参加の表現になっているが受験に向けての集大成となるイベント。

進路や学問

高校1年の秋まで進路を迷うことができ、文系、理系、芸術系(美術)に分かれる。芸術系があるので、美術や音楽の授業の楽しさは売りの一つ。
確かに、校内に飾ってある生徒の美術作品は、芸術系の生徒の作品でなくてもクオリティが高くて驚いた。

5大学(東京外国語大学、国際基督教大学など)と連携している。

自由に受講できる夏期講習(1講座3,000円程度)があり、英語と数学は補習もある(成績が下から5分の1くらい?)。
近年では、理系の生徒が大幅に増加していて、理科実験の機会がたくさんもてるように実験室は3つ完備。

学校でしっかりと学習の面倒をみる進学校なので、入学してすぐに塾に行く必要はないと考えている。部活を引退してから、通う子はいるが・・・。

校内には、常駐の先生が二人いるという立派な進路指導室や生徒との面談スペースがある。進路指導室には卒業生の受験体験記がずらりと並んでいた。

入試について

インターネット出願のみ。合格発表は当日20時半。総合点で判断する。1日出願者の86.3%が1日と2日両日受験をする。
追加合格者は、両日受験の人に出す。
25年度以降、算数の出題形式を変更することが決まっている(詳しくはホームページにも掲載)。
小問集合を30点から20点に。大問を一つ増やすことで配点を均一化。解答の記述欄を廃止して、きるだけ多くの分野からより多く出題ことがねらい。

所感とおまけ

生徒が明るく伸び伸びと過ごす環境の中に、学校として進路実現のためのバックアップがあり、女の子を持つ保護者が安心して通わせられる学校だと感じた。

帰りには、何のリサーチもなしに「藤の木」というパン屋さんに寄ったら、ここの塩パンがめちゃめちゃ美味しかった。(あとで調べたところ、塩パンで有名なお店だった!)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?