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勉強したくない人はどうなるか?

今日のおすすめの一冊は、古市幸雄氏の『「1日30分」を続けなさい!』(マガジンハウス新書)です。その中から「どれだけ勉強を続けたか」という題でブログを書きました。

本書の中に「勉強をしたくない人はどうなるか」という心に響く文章がありました。

どうしたら勉強するように自分にモチベーションを与えられるのか? つまり、どのように勉強の動機づけを見つけたらいいか分からない人もいるでしょう。 

はっきり申し上げて、なかなか動機づけられない人は、あまり勉強をしたくないのですよ! ですから、勉強しなくていいです! 書き間違いではありません。勉強する気がない人、または、する覚悟がない人は、しなくていいです。もう義務教育は終わったでしょうし。

 「本当に勉強したい」っていう欲求は、どういうことか知っていますか? フランスのパリに行くと、将来プロの芸術家を目指す若者がたくさんいます。その多くが貧乏学生です。彼らの中には、自分の食費を削って、本や画材を買う学生がいます。まじめに日本で勉強している海外からの留学生も同じです。 

あなたにそこまでする情熱がありますか? 別に「食費を削って勉強をしてください」とは言っていません。しかし、「勉強をしたい」という欲求はそういうことなのです。1日に30分も勉強に時間を使えない人は、基本的に勉強をしたくない人なのです。 

現在70歳以上の年配の方で、子供の頃に家庭が貧しかったとか、戦争などの理由で、思うように学校に行けずに、「本当は勉強したかったけれど...」と言っている方々がいるでしょう。 でも、毎晩その人たちが何をしているかというと...? テレビを見ているのですよ。こういう人たちは、基本的に勉強したくない人なのです。

勉強したければ、書店で何か興味のある本を買って読めばいいでしょう。それさえもしないで、「本当は勉強したかったけれど...」と言い訳をしているだけなのです。

◆非情に厳しい話だが、これが真実だ。今の自分は5年前、10年前に勉強したことで成り立っている。今勉強したことがそのまま役に立つわけではない。70歳を過ぎた年配になったときにどうなっていたいのか、ということだ。

「ロバを水辺に連れていけても、ロバに水を飲ませることはできない」ということわざがある。ロバを引っ張って行って水辺に連れて行っても、ロバが水を飲みたくなければ、ムチで叩こうが、鼻ずらを水につけようが、ロバは水を飲まない。

これは人も同じで、やる気がない人にいくら言っても、説得しても行動しない、ということ。行動しない結果として、10年後、20年後にそのツケが自分の人生に反映される。自己責任といえばそれまでだが、それでは人生はあまりに寂しすぎる。

「勉強したくない人はどうなるか?」

1日に30分だけでも、学びの習慣を身につけることができる人でありたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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