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見方を変えればすべてはチャンス

今日のおすすめの一冊は、上甲晃氏の『人生の合い言葉』(致知出版社)です。その中から「難有るは、有難し」という題でブログを書きました。

本書の中に「見方を変えればすべてはチャンス」という心に響く文章がありました。

私が松下幸之助から学び取った考え方の一つは、「志さえあればすべてはチャンス」、そして、「この世にできない理由は何もない」。 

どんな困難も、「見方を変えればチャンス」なのである。また、そのように考えられる人が、新しい道を開いていくのだ。困難に出会った時、途方に暮れる人は、絶対に新しい道を開くことはできない。 

松下幸之助は、「僕は物事がうまくいったらみんなのおかげ」と考え、うまくいかなかった時には、「すべての原因は自分にある」と考えてきたと言った。

若い時の私は逆だった。「うまくいったら、私の努力が実を結んだ」と考え、うまくいかなかったら、「環境が悪かった。周りが悪かった。みんなが悪かった」と責めてきた。それでは決して道を開くことができない。

物事がうまくいかないことは、「今までのやり方を根本的に考え直すチャンス」なのだ。厳しく見直していけば、必ず、新しい道をつけることができる。どんな困難に遭遇しても、「見方を変えたらチャンスだ」と考えた人が新しい 道を見つけて前へ進むのである。 

例えば、物が売れないとしよう。景気が悪いから、市況が冷え込んでいるからと考えたら、手の打ちようがない。ひょっとすると今までの売り方を根本的にやり直せということではないかと受け止めて、思いをめぐらせば、道の向こうに光が見えるだろう。 

齋藤一人さんの「100%の法則」というのがある。

これは、すべての出来事に対して「これは100%、自分の責任なんだ」と思えたとき、自分の人生を100%コントロールすることができるようになる、という法則だ。

『たとえば部長がいつもあなたにばかり怒るんだとしたら「部長が悪い」とみるのではなく、「私の中に部長を怒らせるなにかがあるんだ」とみる。そういう目を持つと、「確かに部長はすべての部下に怒ってるわけじゃない」ということがわかりますし、「ならば怒られないようにするにはどうすればいいか」ということもわかるんです。

自分が何回も騙(だま)されるんだとしたら、「自分が騙されるのを見抜けない」とか、なにか騙されやすいところがあるはずです。とにかく、この「100%の法則」は自分に起こる出来事を100%、自分の責任だとみる法則なんです。

まさに、松下幸之助の《「僕は物事がうまくいったらみんなのおかげ」と考え、うまくいかなかった時には、「すべての原因は自分にある」》と同じ。

「見方を変えればすべてはチャンス」という言葉を胸に刻みたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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