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自ら変化をつくり出す

今日のおすすめの一冊は、伊藤豊氏の『Shapers 新産業をつくる思考法』(クロスメディア・パブリッシング)です。その中から「Shapers(シェイパーズ)とは」という題でブログを書きました。

本書の中に「自ら変化をつくり出す」という心に響く一節がありました。

ちなみに、私が知るかぎり、若くして普通ではあり得ないポジションに就いたり、普通ではあり得ない資産形成ができていたりする経営者や起業家の多くが、同じような経験について話していました。
就職先・転職先として複数候補で迷ったときに、「最も小さいところを選んだ。なぜなら、自分が生み出す影響が相対的に最も大きいと思ったから」といった発言です。 これは、成功する人、特に新しいものをつくり上げる Shaperたちに共通して見られるマインドセットです。
「Shaperなんて自分には無理ですし、新しいものをつくるのは向いていません。自分は残念ながら安定志向です」という人もいるでしょう。自分は安定志向だから、安定した業界や大企業に行って、安定した人生を送ることを思い描いているのかもしれません。 しかし、それが本当に安定と言えるでしょうか。
私は、28歳のときに大企業を辞めて起業しました。周りからはよく辞めたね、勇気があるね、とも言われました。 しかし、私は将来の安定のために起業しました。
どういうことかと言うと、大企業に雇われ続けることが安定なのだろうか、どこかでリストラされたらどうしよう、リストラとまでは行かなくとも事業再編はあるかもしれない、 自分でコントロールできないリスクが真のリスクではないか。
そう考えたときに、自分で自分の仕事を生み出し、自分で自分を雇って給料を払うことが一番の安定ではないかと思いました。少なくとも、その時々の社会を見て自分や仲間数人に十分な給料を払えるスモールビジネスを創出することができれば、それが究極の安定ではないかと思ったのです。
その瞬間から、私はきっと Shaper としてのキャリアを歩み始めていたのかもしれません。 安定とは自分の外にある安定した何かに依存することではなく、一見不安定に見えるかもしれませんが、自分で常に新しい価値をつくり出し、自らつくった道の上を歩いて行けるような力を身に付けることだと思ったのです。


Shaperとは、創造性を発揮して、新しい価値を形づくろうとする人のことです。

「変化をマネジメントする最善の方法は、自ら変化をつくり出すことである」というピーター・ドラッカーの言葉があります。これはまさに「Shaper」のことです。新たな価値を創造するため、自らリスクを取り、変化をつくり出し、新たなことに挑戦する人でありたいと思います。

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