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口から出てくる言葉

今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『幸も不幸もないんですよ』(知的生き方文庫)です。その中から「回り道せず、直接頂上を目指す」という題でブログを書きました。

本書の中に「口から出てくる言葉」という心に響く文章がありました。

喫茶店に5人の人が集まり、コーヒーを飲み、ケーキを食べているとしましょう。美しい夕焼けでした。「あーあ、私はどうしていつもこんなに幸運なんでしょう。美しい夕焼けのときは、いつもそれを見られるところにいる。私ほどツイていて、ラッキーな人はいないわ」と言ったとします。

ラッキーな人なのです。幸運な人なのです。それも、いつもいつも幸運な人なのです。その言葉(幸運でラッキー)を聞いた人はこう思うでしょう。

「友人としてつき合ってきたこの10年も、この人にとっては幸運でラッキーな10年だったということよね」そう思った瞬間に、“友人”としてのこの人の体は活性化し、元気になるのです。

「私の人生は幸運でラッキーだった」と言えば言うほど、周りの人は元気になる。その人の「肯定的な言葉」「喜び言葉」「幸せ言葉」「感謝言葉」を聞くと、周りの人は元気になりますが、聞かされている周りの人は、一つひとつの言葉に喜び反応を示している自分の体に、必ずしも気がついているわけではありません。

けれども、「なんとなく楽しく、元気になる」わけです。その言葉を聞くと活性化し、元気になる。したがって、周りにどんどん人が集まります。それも「楽しい人」や「明るい人」ばかりです。

「明るい言葉」には「明るい人」が反応します。「楽しい言葉」には「楽しい人」が反応するのです。ここまでわかったら、あとは簡単。「肯定言葉」「喜び言葉」「幸せ言葉」をたくさん言える人になればよいということになります。

今日から自分の口から出てくる言葉を、そうした言葉に切り替える。過半数の言葉を、それらの言葉に変えよう、と決意してみてください。今夜から、「過半数」の言葉を、肯定的、喜び、幸せ、感謝に満ちたものに変える

◆自分はラッキーだ、ツイている、といえばいうほど、周りにいる人も、嬉しくなる。自分もそれに貢献している、自分もその一員なのだと思うからだ。

しかし、反対に、自分は不幸だ、ツイてない、不運だといえばいうほど、周りの人はシュンとしてしまう。「自分といると楽しくないのか」、「自分はそういうつまらない存在なのだ」、と心の片隅で思うからだ。

肯定語や感謝に満ちた言葉を発すれば、あたたかな気持ちはまわりに伝わる。否定語や文句や愚痴をいえば、冷え冷えとした気持ちがまわりに伝わる。

たとえば、ある会に出てくる人たちが発する言葉が、肯定的、喜び、幸せ、感謝に満ちたものだったら、その会は明るくて、和やかで、笑い声があふれる、楽しい会になる。

どんなときも、口から出てくる言葉が、「肯定的な言葉」「喜び言葉」「幸せ言葉」「感謝言葉」に満ちたものでありたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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