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つねに前進せよ

今日のおすすめの一冊は、藤尾秀昭氏の『人生心得帖』(致知出版社)です。その中から森信三先生の言葉、「あなたはいま何をしていますか」という題でブログを書きました。

本書の中に坂村真民さんの素晴らしい言葉があったのでシェアします。

「すべて/とどまると/くさる/このおそろしさを/知ろう/つねに前進/つねに一歩/空也は左足を出し/一遍は右足を出している/あの姿を/拝してゆこう」(坂村真民)
仏教詩人で知られる坂村真民さんは、「つねに前進」のこの詩のとおりの生涯を送られました。不遇な少年期を経て、高校教師時代には原因不明の病気に苦しむなど多くの逆境を体験された真民さんですが、98年の生涯を通して、人々の心に灯りをともす詩を一途一心に書き続けられました。
真民さんの詩の根幹にはお母様が苦しい時に口にされていた「念ずれば花ひらく」の言葉と、人々の救済のために南無阿弥陀仏と書かれた札を配りながら歩いた一遍上人の願いがあります。「つねに前進」もまた、苦しい時、辛い時、思わず口ずさみたくなる力強い詩です。
『坂村真民一日一言』の中にはこういう詩もあります。「人間いつかは終わりがくる  前進しながら終わるのだ」

坂村真民さんの別の素晴らしい詩です。

「決して妥協するな 妥協したらもうおしまい 一番恐ろしいのは 自己との妥協だ つねに鞭うち つねに叱し つねに前進せよ」。人はつい、年齢を重ねてくると、「まあ、これくらいでいいだろう」と妥協をしてしまいがちです。「今更、そんなに頑張ることもないだろう」と。

しかし、自分の魂を磨き続けることは、棺桶に足を突っ込むその時まで、続けなければならない人としての責務です。なぜなら、我々には「生まれたときより、少しでもましな人間になってあの世に行く」という使命があるからです。それは、「人は何のために生まれてきたか」という問いに対する答えでもあります。

「つねに前進せよ」という言葉を胸に、なまけ心を排し、毎日毎日、一歩でも半歩でも、前に進めるよう努力を重ねたいと思います。

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