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ずっとお客さんは面白くない

今日のおすすめの一冊は、ひろゆき(西村博之)氏の『無敵の思考』(だいわ文庫)です。その中から「好きすぎてはダメ」という題でブログを書きました。

本書の中に「ずっとお客さんは面白くない」という心に響く文章がありました。

幸せかどうかは、消費者のままかクリエーターになるか、ということでも分かれると僕は思っています。

楽しさや幸せを、「お金を使うことで感じる人」は、一生幸せになれません。それは、幸せを感じ続けるためにお金を使い続けなくてはいけないので、アラブの石油王であれば別ですが、多くの人には限界があるからです。

「これさえ買えば幸せになれる」ということを、多くの広告は謳っているわけですが、それを追い求めるうちは絶対に幸せになれません。消費者のままの人生から抜け出すためには、クリエーターになるという方法しかありません。モノづくりをする人は幸せを感じることができますからね。

たとえば、「絵を描いて幸せ」や「写真を撮って幸せ」「文章を書いて幸せ」などということです。これらは、「お金をかけなくても幸せになれる手段」なので、それを持っていると、自分の時間さえあれば、その分だけ幸せになれます。

つまり、時間があればあるほど幸せを感じられる“無敵状態”になれるわけです。ただ、お金をかけなくては幸せになれないと思い込んでいる人は、それを買いに行くための時間と、そのためのお金の両方が必要です。そして、そのお金のために、「さらに働く」という時間も必要です。単に時間があれば幸せになれる人よりも、ものすごい量のコストがかかります。

ここでのモノづくりやクリエーターというのは、別に本業でなくてもかまいません。本業で好きなものを作れる人というのが、いちばん幸せなわけですが、仕事終わりや休日にやったっていいわけです。

◆お客さんの状態が楽しい人は、お金がかかり続けることと同時に、たえず、何かをやってもらうという「受動的な立場」に置かれるのが好きな人だ。だから、ちょっとでもそのサービスに不服があるとクレームをつけ、不機嫌になりやすい。ちゃんとしなかったあなたがたちが悪い、と。

しかし、少しでも自分が主宰者の立場になったことがある人は、能動的に動く人で、人に楽しみを与えたいと思っている人。だからこそ、お店や主宰者の立場もわかり、たとえサービスに不備があったとしても「まあ、そういうこともあるよね」と許すことができる。

人生の究極の楽しみは人を喜ばせること。人から喜ばせてもらっているのが楽しい人は、お客さんの立場から抜け出せない。自分が楽しんだり、喜んだり、感動したら、今度は、自分が主宰者となって人を喜ばせることを考える方が幸せになれる。

「ずっとお客さんは面白くない」

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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