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稼ぐスキルを教えること

今日のおすすめの一冊は、ひろゆき氏の『ひろゆき 100の言葉』(Gakken)です。その中から「謙虚だと思わせる立ち居振る舞い」という題でブログを書きました。

本書の中に「稼ぐスキルを教えること」という心に響く文章がありました。

僕は大学を卒業しています。一応、会社員として就職できる素地を作る教育は受けました。 そしてさらに「一発稼ぐスキル」を身につけて社会に出て、「一発稼げるタイミング」を見極めて、その波に乗ったわけです。

おかげで、もう一生働かなくてもよいくらいの財産を築くことができました。 だから、一発当てるための感覚は身につけておいたほうがよいと思います。学校は学校で、大切な場所です。物事の基礎・基本を学べたり、大学を卒業するための道がひらけるので、行けるなら行ったほうがいい。

ただ、学校の教育だけでは、大きく稼ぐことはできません。学校は思考停止の労働者を作る場所、聞き分けのよい新入社員を作るための教育をする場所ですから。 先生や大人の言う通りにやって稼げたのは、平成がギリギリ。令和の時代では無理です。 

現に今、若くして稼いでいるのは、YouTuberやアプリを作るエンジ ニアといった、大人世代が想像もしなかった職業の人が多かったりしますよ ね。こういう人たちは、受験で合格するためには必要だけれど、社会に出たら使わない勉強は必要最低限と割り切って、たとえばプログラミングのような 「一発逆転スキル」を磨いてきたのです。 

人口が減って経済が縮小していく社会では、みんなで同じ道を進んでいては 儲けることができません。若いうちからお金を稼ぎたければ、他の人とは違うことをやってポイントを取り、おいしいポジションを得て、数少ないイス取りゲームを勝ち抜く必要があります。 

でも大人はいまだに、そのことに気づいてないんですよね。学校や教科書で学ぶのは大切ですが、大人の言うことは信用しないほうがいいです。《先生や大人からの教えでは、稼ぐスキルは身につきません》

「アメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」と、米デューク大学の研究者であるキャシー・デビッドソン氏が、インタビューで語った。

現在は、この65%という数字には根拠がないことが分かっているが、いずれにしろ、現在の小学生の半分近くが、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろうことは確かだ。ということは、今の大人が子供に将来の就職のアドバイスをするのはかなり難しいということ。現在存在しない職業に対する進路指導はできないからだ。

親や先生は今の価値観で、今一番もてはやされている仕事をすすめがちだ。しかし、その業界や会社が今ピークを迎えているとしたら、後は下降線を下がるだけだということ。

未来の明確な目標設定をして、そこに向かって進んでいくことも大事だが、今、自分の「好き」や「興味のあること」を究めることで、良き偶然を手に入れる、という人生の方がもっと面白くて冒険ができる。

だからこそ、今勉強していない大人は、子供に「稼ぐスキルを教えることはできない」、と自覚しなければならない。

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