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長い人生、心がけ次第で逆転はできる

今日のおすすめの一冊は、桑原晃弥(てるや)氏の『黒柳徹子の言葉』(リベラル社)です。その中から『「好奇心のかたまり」でありつづける』という題でブログを書きました。

本書の中に「長い人生、心がけ次第で逆転はできる」という心に響く文章がありました。

《長い人生、心がけ次第で逆転はできる》 (黒柳徹子)

 〈若い頃、見場が悪くて損したと思っている人は、70歳、80歳のきれいを目指して、努力すればいい。〉

「人は見た目が9割」という本がベストセラーになったことがあります。 同書は顔の良し悪しだけでなく、顔つきや目つき、仕草、距離感なども含めて「見た目」と評していますが、中には「やっぱり顔がいい方が得だよな」と早合点した人も 多いのではないでしょうか。 

黒柳徹子によると、父親の守綱も、母親の朝(ちょう)も「滅法きれいな顔をしていた」 といいますが、黒柳自身は幼い頃に「お父様もお母様もおきれいなのにね」と言われることがあったといいます。

 NHK のテレビ女優第一号に選ばれるほどですから、もちろんかなりの謙遜が入っているわけですが、この経験から顔よりも自分にしかない個性で勝負する方が大切だと考えるようになりました。 

理由は「男も女も、ある年齢になったら必ず、中身で勝負の時が来る」からです。 「40歳を過ぎて顔を自分で良くできない人は罪悪と思え」という森鴎外の言葉ではありませんが、ある程度の年齢を過ぎたら、若い頃の「見場(みば)」(外見)以上に、それまでの努力や個性、磨いた知性や人間性が大切になってきます。 

若い時に「見場」 に自信がなくても、前向きに人生を切り開いていけば、いくらでも魅力的になれるというのが黒柳の考え方です。 

「40歳を過ぎたら、自分の顔に責任を持て」とは、第16代アメリカ大統領、エイブラハム・リンカーンの言葉だ。

男でも、女でも、顔立ちは整っているのだが、なんとなく悪相の人がいる。顔に険(けん)や陰があったり、暗かったり、狡賢(ずるがしこ)そう、に感じる人だ。

反対に、福相の人は、笑顔につきる。いつでも、笑っていれば福相になる。福相の人に会うと、温かくなる。そして、余裕を感じ、ゆったりとしてくる。

悪相になるのか、福相になるのか、それは前半生の学びによって決まる。前半生に学びの少なかった人、魂を磨かなかった人は、後半生にそれが顔にあらわれる。

「人格を陶冶(とうや)」するという言葉がある。日々の実践を通して人格を磨き上げていくということ。仕事や人間関係を自分の磨き砂として、魂を練り上げていくことだ。

「男も女も、ある年齢になったら必ず、中身で勝負の時が来る」

「長い人生、心がけ次第で逆転はできる」という言葉を胸に刻みたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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