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消費者ではなく、生産者になってみる

今日のおすすめの一冊は、ティボ・ムリス氏の『理想の自分をつくる100の法則』(ディスカヴァー)です。その中から「自分を律する」という題でブログを書きました。

本書の中に「消費者ではなく、生産者になってみる」という心に響く文章がありました。

 《何かを生み出したいという欲求は十分な動機になる。自分の心の中に革命を起こすものをすすんで創造しよう。》(エリザベス・ギルバート/アメリカの小説家) 

あなたは主に消費者か生産者のどちらだろうか。 目標を次々と達成する人は、先を見通して行動する。 テレビを延々と見たりお酒を飲んだり買い物をしたりしてストレスを発散するのではなく、夢や目標を実現するために必要な行動を起こす。

彼らはモノや情報の消費よりも生産に意識を向ける。たとえば、本を 読むだけでなく自分で書く、音楽を聴くだけでなく曲をつくる、情報を受信するだけでなく発信する、動画を見るだけでなく制作する、といったことだ。 

お金や時間の余裕ができれば、いつでも消費することができる。しかし、当面は消費者よりも生産者になろう。学んだことを実行して何かを生み出すために多くの時間を使えば、人生で大きな成果を上げることができる。 

私たちは創造性を発揮して自己表現をしているときにより大きな幸せを感じるものだ。 そして、それは世の中に発信したいものを生産することから始まる。たとえば、本を書いたり曲をつくったりするのがそうだ。人間は何かを生み出すのが好きな生き物で、たえず何かを生み出さないと不満や退屈を感じる。 

一方、何かを消費しているときは一時的な喜びしか得られない。テレビを見て漫然と過ごすより、自分の才能を発揮して生産的な活動をしたほうが楽しいし、自分が生み出したものに誇りを持てるはずだ。

 一般に、成功者は何かを生み出すのが大好きだ。彼らは自分の才能やスキル、創造性を発揮する方法をたえず考え、受け身の姿勢でモノや情報を消費するよりも主体的に生産することに喜びを見いだす。

観客でいるのか選手であるのか、また、お客でいるのか商人であるのか、それとも、視聴者であるのかユーチューバーであるのか、には大きな違いがある。

お客として飲食店や居酒屋の常連になるのもいい。しかし、自分で店を開いて自分の料理を振る舞うのは更にもっと違う楽しみがある。ユーチューブも同じで、ユーチューブを見て楽しむのもいいが、自分ならもっと違う映像が作れると、自分がユーチューバーになるのはもっと楽しい。

特に起業家を目指すなら、観客やお客の立場に安住していてはダメだ。他人の作品やパフォーマンスに感動して見ているだけでなく、自分ならもっと人を喜ばせる作品やパフォーマンスができる、と自分事として捉えなければ永久に起業などできない。それは、自分が主人公として生きること。

「消費者ではなく、生産者になってみる」という言葉を胸に刻みたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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