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新しい知識を得るために

今日のおすすめの一冊は、成毛眞氏の『39歳からのシン教養』(PHP)です。その中から「これから差がつく能力はたった1つ」という題でブログを書きました。

その中から「新しい知識を得るために」という心に響く文章がありました。

インターネットの登場で、われわれの生活は劇的に変化した。 昭和の時代には、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌でしか情報を入手できなかったが、今はネットという最強の媒体を通して、世界中の情報をリアルタイムで集めることができる。昭和の時代に比べると、入手できる情報量は何万倍にも増えたと言っていい。

それどころか、SNSを通じて、個人が世界に向けて情報発信できるようになった。 「スエズ運河の座礁した船はどうなったのだろう」と思っても、テレビはニュースの時間でないと報じてくれない、新聞は明朝にならないと読むことはできない。ならば、 ネットで探そうというのは当然の流れである。 

これは、われわれの接することができる情報媒体の多様化であり、情報の取捨選択がますます重要になっていることを意味する。 なぜなら、入手可能な情報を全て利用することなど、時間的にも、また、コストの面からもムダでしかないからだ。 

新聞や雑誌の発行部数の減少や若者のテレビ離れは、不要な情報、つまりは情報媒体をカットするということだ。 これは何もインターネットがもたらした現象ではなく、以前から情報の取捨選択は行なわれてきた。

家庭では新聞は1紙しかとらないし、家族で同じ時間に見ることができるテレビ番組は1つだけであった。つまりそこで媒体の選別がなされていたのだ。 その媒体にネットが加わり、さらに録画や見逃し配信などが可能になった結果、新聞は不要になり、家族それぞれが別々のメディアに好きな時間にアクセスしているというのが現在の姿と言っていい。 

そして今、われわれは無意識のうちに、気になる情報、信頼できる情報を選別して取り込んでいる。 では、膨大なネットの情報の中から、どうやって本当に必要な情報を入手し、教養を 高めればいいのか。

時事問題であれば、信頼できるメディアを決めて、他のメディアはカットする。そのメディアも、日本語の媒体だけでなく、英語やそれ以外の言語の媒体もチェックする。 時事問題にはそうやって日々対応しつつ、新たな知識を得て自分の教養を高め、それをビジネスや投資に活かしていくために、気になるキーワードをピックアップしてググる。 

いちいち本を買うより、最新の状態になっているウィキをググって知識を入手する。それをSNSを利用して発信して、自分の知識をさらに広げてくれるフォロワーを増やし、彼らとのコメントのやり取りでさらに知識を磨いていく。

そうすれば、興味のある本を探して数日かけて読了し、知識をインストールするより、よほど効率よく自身の知識をブラッシュアップできる。 

一方で、新しい知識を得るためのキーワードを探すためにテレビを観る。大学の講義レベルの YouTube番組をiPad 片手に視聴する。そこで 気になるワードが出てきたら、ググりながら見る。ググって気になったワードをさらに ググって、関連するジャンルの知識を一気に獲得する......。 

昭和の時代には音楽を聴きながら勉強するような若者たちを「ながら族」(何かをしながら別のことをする人たち)と呼び、大人たちは軽蔑した。“集中できない人”という意味で使っていたのだ。 

しかし令和の今は、「ながら族」になれない人は、非効率な昭和の遺物と思われている、と考えたほうがいい。限られた時間しか与えられていない人間にとって、複数のことを同時に行なえるほうが効率的だからだ。「ながら族」だと効率が悪くなるタスクだけ、それをやめて集中すればいい。

情報過多の現代は、情報の取り方や捨て方で勝負が決まります。もし、新しい情報をとらなかったら、先端をいく人達とは話す接点がまったくなくなってしまいます。つまり、情報強者の人達とはつき合えなくなるということです。

人は、どんな人と付き合うかで、運が決まるといいます。情報に強い人は、情報に強い人たちと良く会います。すると、それぞれが違った情報を持っていますから、次々と異なった新しい情報が入るようになります。よい情報というのは「運」と同義語です。良き情報という「運」が次から次へとやってくるということです。

新しい知識を得るために、最新の情報を取る習慣を身につけたいと思います。

今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす


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