今日のおすすめの一冊は、池谷裕二氏の『脳は意外とタフである』(扶桑社新書)です。その中から「コントラフリーローディング効果」という題でブログを書きました。
本書の中に「メカニカルターク」という興味深い文章がありました。
◆メカニカルタークは、単純作業を請け負うフリーランスを募集するAmazonが運営するクラウドソーシングサイトだ。今、薄給で問題になっているという。しかし、そこでしか稼げない環境にある人にとっては命綱となっている。大多数の人の時給は低いが、多い人は時給12ドル以上稼ぐ人もいるという。仕事を受注する人を「ターカー」という。
メカニカルターク(「機械じかけのトルコ人」の意)の名は、18世紀にハンガリー人貴族が製作した「自動チェスプレイヤー装置」に由来する。これは、ターバンを巻き、口髭を蓄えたマネキンが、玄人はだしのチェスを指す装置だが、実際にはチェスボードの真下に人間のプレイヤーが隠れていて、磁石とワイヤ仕掛けでマネキンを操っていたという。
AIやネットの発達により、今後様々な職業が生まれる。その逆に、今まで成立していた職業があっという間に消えていくこともある。
時代の変化を常に読み取り、新たな潮流に常に関心を持つことが必要だ。
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