介護派遣会社と紹介手数料について

以前書いた記事で、いまの看護師派遣の職場で、介護職として就職したい旨を記した。それはもともと看護師をやめてから、ずっと介護の仕事をしてきたから介護職を続けようと思ったからだ。
 施設側との話しは進んで、3月からまずはパートとして、介護職として働くことが決まった。当初給料は大幅に下がることになのだが、とりあえず自分の希望にかなったわけだ。
 しかし、ここまで順調に話しが進んだわけでもなく、派遣会社⇨施設の職員への転換になることから、かなり厄介な問題が持ち上がったらしいのだ。
それは、紹介手数料の存在である。

施設側の話しでは当初、紹介手数料はかからない、ということを派遣会社から言われたらしい。わたしは、派遣会社に次の派遣先を紹介してもらっていて面接の日程も決めたところへ、施設への入職の話をいまの職場から打診されたのである。
 当然、自分の希望では施設に就職したいわけだが、今度は派遣会社のほうを断る必要に迫られた。それで、「いまの派遣先に就職するから、今度予定している面接はキャンセルします」と伝えたのだが、このことがかえって仇となってしまった
 その後施設からきいた話では、派遣会社が施設に対して紹介手数料を求めてきたというのだ。おいおい、最初の話では紹介手数料はかからない、といっていたのではなかったのか? まるで正反対のことを言ってくる派遣会社は社会人として言語道断で、まったく信用に値しないと感じている。

施設側からみれば、紹介手数料がかからないから人材を採用したいと思ってのだろうが、結果的に発生してしまったことで財務上の損害を与えてしまったことになる…
 ネットでちょこっと調べると、年収の3割くらいはかかるものらしいから、最初はパートとはいえ100万円くらいかかってしまったのかもしれない…
もちろん、派遣会社は私にはそんな話は一切してこない。派遣会社と介護施設の間で、秘密裏にそういう金銭的な話しが持ち上がっていたらしいのだ。こちらとしてはなんとも申し訳ない気持ちで、嫌な思いである。

いちばん悪いのは派遣会社だと思っているが、わたしの方にも軽率な面はあった。派遣会社相手に、どこに就職するとか、具体的な話を一切するべきではなかったということだ。そもそも、派遣会社をうさんくさいと感じていたのなら、こんな連中相手にまともに相手にするべきではなかったことになる。
 ちなみにこの派遣会社の名称は、「レバレジーズ・メディカルケア」という会社で、レバウェル介護、レバウェル看護、最近はレバテックというのもきかれ、やたらCMで宣伝している。すべて同じ系列である。

施設に不必要なお金をかけさせてしまったことは、もうどうしようもない。その分、その費用に見合うだけの働きをこれからしていくしかないだろう。
 もし、介護施設で派遣職員を引き抜きたいと考えていたり、あるいは派遣職員を使用したりしているのであれば、この点をよく肝に命じてほしいと思います。
 つまり、派遣会社の言うことはすべて疑ってかかり鵜呑みにはしないで、また一方で派遣職員にはしっかり箝口令をしいて、施設への就職のことは絶対口にしないということを、念には念をおいて説明すべきだと思います。
 

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