とある野良猫の雑記録

大まかな経歴。大卒後、陸自隊員をへて→ 看護学校・看護師になり → いまは介護職/介護…

とある野良猫の雑記録

大まかな経歴。大卒後、陸自隊員をへて→ 看護学校・看護師になり → いまは介護職/介護福祉士。 ひとり者、菜食主義者、HSPな皮肉屋。

最近の記事

近ごろのNetflixドキュメンタリーの秀作

わたしはよくネットフリックスでドキュメンタリーモノを中心によく見る。近頃、これはいいと思った作品を3選挙げてみたい。 ●サンファン アルゼンチン潜水艦失踪事件  突如姿を消したアルゼンチン海軍の潜水艦に密着したシリーズ。なぜ潜水艦は44名の乗員とともに忽然と姿を消したのか? 決して楽しい作品ではないものの、事件を通してそのミステリーやアルゼンチン政府の闇について考えさせられる。  似たような作品に「MH370 マレーシア航空機失踪事件」があり、こちらはなかなか面白かった。

    • チェスとレート戦 その3

      去年の暮にチェスの対人戦をはじめてみた。チェスドットコムというサイトで、じわじわと上がり調子だった。  それがなぜか調子が悪い日というものがあり、連敗を重ねてたった一日でレーティングを一気に下げてしまった。これまで苦労して積み上げてきたものの一部を、その日だけで失ってしまったような気がした。休日なのに、そのことで心がかき乱されて頭がいっぱいになり、他のことがまったく手につかなかった。  「もうチェスなんてやめてしまおうか」と何度も考えたし、年会費を払ってるのに退会方法について

      • ユニット型の介護施設は、このさき生き残れるのか?

        いま働きだしている施設は、ある福祉事業団が経営する高級老人ホームで、配属先は介護棟とよばれるユニットの方である。その体制や建物の外観こそ立派だけれども、その内実はどうなのか。  以前もユニット型の特養で働いた経験もあるだけに知っていたことではあるものの、ユニットケアはなかなかたいへんである。 勤務体制はユニットに職員一人だけ、残りの人員は入浴介助にいったりする。だから、困ったときやちょっと聞きたいことがあるときに、人に訊くことができない、助けを呼べない不便さは大きい。  仕

        • わたしの学歴観、教育観

          わたしの教育歴をふりかえると、中学くらいまではそこそこお勉強はできた。高校からは落ちこぼれて、理系科目はちんぷんかんぷんで理解できず、かといって文系科目もろくにできなかった覚えがある。理数科にいたにもかかわらず、大学は当然のように私立の文系にすすんだ。 当時から感じていて今でも思うのは、自分は大学なんか行かなくてよかったなということ。自衛隊に入ろうと決めていたから、大学を中退して入隊しようとしたが、親に反対され自衛隊の広報官にも説得されて、卒業までいたことを思い出す。 わ

        近ごろのNetflixドキュメンタリーの秀作

          テクノロジー至上主義、AI万能論への違和感と疑念

          先日、イーロン・マスクが述べていたことに、「2025年末には、AIはどんな人間よりも知能で凌駕するだろう」というものがあった。  また他にも、レイ・カーツワイルという名のAI研究者は「人類はテクノロジーによって500歳まで生きられるようになる」「技術的特異点は2029年頃にくるだろう」などとたしか述べていた。 このようなテック界の巨人たちの発言に、わたしは強い違和感と疑念をおぼえるものである。そういえば、数年前にユヴァル・ノア・ハラリというイスラエルの歴史学者は、著書「ホモ

          テクノロジー至上主義、AI万能論への違和感と疑念

          “大東亜戦争”という呼び名をあえて用いる陸上自衛隊のメンタリティ

          先日、旧ツィッターにおいて物議を醸して話題になっていたこと。それは、陸上自衛隊東部方面隊第1師団隷下の第32普通科連隊(大宮)が、第二次大戦の激戦地である硫黄島での日米合同の慰霊式に出席した際に、公式ページにおいて“大東亜戦争”という呼称を用いたことで、各方面から反発を受けたようである。 日本政府は公式文書にこの呼び名を用いておらず、自衛隊の部隊がかってにこの呼び名を用いたことは問題だろう。しかも、大東亜戦争といってもどこで行われた戦争なのか、さっぱり分かりにくいことも問題

          “大東亜戦争”という呼び名をあえて用いる陸上自衛隊のメンタリティ

          介護職、アクシデントとの向き合い方

          介護施設で働いていて、避けては通れないものがインシデント・アクシデント報告だろう。事故報告書といったりもする。正直言って、できるものなら書きたくないし、避けて通りたいものである。 とくにいまの職場では、アクシデントに関して報告書を書き、報告し、さらに家族(身元引受人)に連絡して、カンファレンスを開き、一週間後とかに効果測定までやらなければならないのだ。ここまでを、事故を発見した当事者が主体となってやらなければならない煩雑さ、うっとうしさは大きいものがある。  また人手が最低

          介護職、アクシデントとの向き合い方

          自衛官不足に、打つ手はあるのか?

          近年、自衛官不足が加速しているといわれている。近年防衛省・自衛隊は年齢制限を緩めたりしているものの、この少子化の時代には焼け石に水だろう。  一方、国の防衛というのは「誰かが担っていかなければいけない」職種の最もたるものである。志願者がいないから誰もやりません、では済まされない。しかも他の業種とは違い、安易に外国人労働者に頼ることもできない特性がある。つまり、日本国民が中心とならなければならず、それも若年隊員を大量に必要とする組織でもある。 自衛官不足とひとくちにいっても、

          自衛官不足に、打つ手はあるのか?

          薄毛治療としての“ヘアタトゥー”について

          今回はひさびさに薄毛ネタの記事を書きたいと思う。  わたしは20代前半のころから若ハゲ、男性型脱毛症に苦しんできた。そんなわたしが、20代の終わりに一発奮起して受けてみた施術が、ヘアタトゥーとよばれるものだ。 正しくはSMP(スカルプ・マイクロ・ピグメンテーション)とか、MHT(マイクロ・ヘア・テクニック)と呼ばれる。要は、特殊な針と特殊な染料を用いて、頭皮にインクをドット状に打ち込み、毛根が残っているように見せかける技術である。  ヘアタトゥーといっても実際のタトゥーのよ

          薄毛治療としての“ヘアタトゥー”について

          チェスとレート戦 その2

          昨年末に、チェスドットコム(チェスコム)というサイトで対人戦にデビューして2ヶ月強がたつ。その間、浮沈を繰り返し、じょじょに安定してきた感じがある。ラピッドで、レートは700後半まで下がったものが、ようやく900まで回復した。いまでは勝ち数のほうが多くなっている。  あいかわらず、仕事終わりに対局と局後検討をおこない、休憩時間にタクティクスの問題を解き、休日にはレッスンとタクティクスの復習をする、というような生活を地道に続けている。   タクティクスに関しては、これまでに7

          チェスとレート戦 その2

          旧ツイッター、わたしの炎上案件。

          SNSでは、2012年頃からツイッター(現エックス)をちょくちょく利用するようになった。用途は、主として気になるニュースのリツイートやコメントなどである。 ツイッターの特性として、後から編集ができないこと。現在は有料プランに加入すれば編集が可能らしいが、基本的にはできない。また、130文字という文字数制限があるため、その中で十分にこちらの意図を伝えきれないことがある。そして、文字通り“つぶやき”であるため、そのときの気分や感情やストレスによって、ツイートの内容とニュアンスが

          旧ツイッター、わたしの炎上案件。

          米大統領選前夜、ドナルド・トランプのうさん臭さについて

          ここでわたしが書いた記事には、先入観もあるだろうし、不勉強な面もあるだろう。そこは了承願いたい。 わたしがトランプについて最初に疑いを持ったのは2020年の選挙の頃からだった。その前の2016年の時点ではまったく関心がなかったし、候補者としてほとんど注目されていなかったと思う。Netflixのドキュメンタリー(「汚れた真実」)や、著名ジャーナリストのボブ・ウッドワードの本(「レイジ 怒り」)を読んで、この人物についてだいたいのことを理解できた。 選挙戦では、トランプは口達

          米大統領選前夜、ドナルド・トランプのうさん臭さについて

          ゴミみたいな派遣会社に、社会はどう対抗すべきか。

          わたしは一昨年から派遣を利用してきたけど、ゴミみたいといいつつ、メリットも大きいと感じてきた。  まず、時給がパートなどよりもずっといい点。また、2ヶ月更新だから、気に入らない職場ならその時点で切ればいい、という気楽さもある。さらに、夜勤をやらないとか、特定の曜日は休みたいとか、条件を細かく指定して働くことも可能である。 しかし、わたしは派遣に頼らないのであればそのほうがいいと思っている。派遣会社は本来なら不要な存在である。ときどきいわれるように、派遣会社は中間搾取的な業態

          ゴミみたいな派遣会社に、社会はどう対抗すべきか。

          橋下徹さんの“戦争指導”発言は正しい。

          昨日ツイッターのトレンドに上がっていたのが、橋下さんの物議を醸した?発言である。いわく「戦争指導こそが政治家にとって最も重要な資質である」と。 わたしは元自衛官として、いまは一市民として、この発言はちっとも間違っていないばかりか、本質的なことを述べていると思う。もっと一般的な表現に言いかえると、文民統制とかシビリアンコントロールといわれるものであろう。  これに対してツイッターでは、「戦争をしないように、平和を実現していくことが政治家の役割では?」といった批判も散見された。

          橋下徹さんの“戦争指導”発言は正しい。

          介護派遣会社と紹介手数料について

          以前書いた記事で、いまの看護師派遣の職場で、介護職として就職したい旨を記した。それはもともと看護師をやめてから、ずっと介護の仕事をしてきたから介護職を続けようと思ったからだ。  施設側との話しは進んで、3月からまずはパートとして、介護職として働くことが決まった。当初給料は大幅に下がることになのだが、とりあえず自分の希望にかなったわけだ。  しかし、ここまで順調に話しが進んだわけでもなく、派遣会社⇨施設の職員への転換になることから、かなり厄介な問題が持ち上がったらしいのだ。 そ

          介護派遣会社と紹介手数料について

          近ごろのNetflixの秀作・名作

          ネットフリックスではドキュメンタリー系の作品を中心によく見るのだが、その中でこれは良かったなと思える作品を、概ねこの数ヶ月間に視聴した作品のなかから挙げてみる。 ・「カーマスターズ」 アメリカ・カリフォルニアで、中古車を改造して顧客に売り込む店に密着したシリーズ。ふだん車とかまったく興味ないけど、米国独自のクルマ文化を感じさせる。 ・「オスマン帝国」「エイジ・オブ・サムライ」「アレクサンドロス大王」 ネットフリックス独自のオリジナル作品。歴史モノ。史実をもとに、学者や専門

          近ごろのNetflixの秀作・名作