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眠れぬ夜の大島てる

不眠症である。双極性障害なので、その副産物として睡眠障害がついてくる。毎夜眠れないわけではなく不眠と多眠が交互にくる。スッキリちょうどよく8時間睡眠なんてことは滅多にない。15時間寝るか、4時間寝るか、もしくは完徹か寝たきりか。非常に生きづらい。

眠れない時は医者にもらった睡眠薬もラムネ並みの役立たなさで、夜がふけるほどメキメキ元気になる。今は朝の五時。なんかもう岸和田だんじりに参加できるぐらい元気。

この調子で外に出たら非常にヤバいので、とりあえず腹を満たして眠気を誘おうと画策する。カップ麺に湯を入れるがあっけなく足元に落とす。薬の副作用で手が震えているのだ。躁鬱で情緒が不安定だからしくしく泣きながらこぼしたラーメンを片付ける。四つん這いというのは辛く悲しい。せっかく人間に生まれたのに四つん這いか…。何もかもがうまくいかない気がする。

満腹作戦に失敗したのでネットで大島てるのサイトを見ることにした。私は何故か眠れぬ夜に大島てるのサイトを見ることが多い。ウチの周りは比較的修羅なエリアなので炎の数が半端ない。死因は火事、自殺、殺人といろいろだ。病などで亡くなって、発見が遅れ…というケースもある。何に興味があるといえば、人の亡くなり方だ。人はいつしか必ず死ぬ。けれどその結末は選べない。時期も、原因も。そのシビアさを眠れぬ夜に考える。鬱病や躁鬱病の患者は希死念慮に悩まされることが多い。私はそんな時大島てるマップの炎の数を眺める。どうせいつかは死ぬのだから、死ぬまで生きるしか仕方がない…という達観のようなものが生まれる。

大島てるの炎の数は、1件2件ではなく1てる2てると数えるそうだ。わたしもいつか1てるになるのかもしれないが、なるべく平和な理由だといいな
と思う。

まだまだ眠れないのでYouTubeを見る。わたしの大好きな村田らむさんと
大島てるさんがふたりでチーズケーキを食べている。癒される。

大島てるさんは意外と低音のイケボなのだ。だんだんと眠くなる。大島てるさんの怪談ジェットストリームみたいのをやってほしい。心地良い音楽の間に間に事故物件の話。らむさんの樹海の話。きっと安らかに眠れそうな気がする。

#不眠症
#双極性障害
#躁鬱病
#大島てる
#村田らむ

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