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「アートパラ」

東京の下町・深川で開催された「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭2022」
へプレゼンターとして出演した。

このイベントは、障がいのあるアーティストを対象とした全国公募展「アートパラ深川大賞2022」の入選作品と12名の選抜アーティスト[Able Art Company]の作品、約450点(複製)を街なかアートとして屋外展示し、街全体を美術館にするというもの。

アートの力で人々を繋ぎ、おしゃべりを楽しみ、お互いを認め合い、支え合う、「共に生きる」社会を目指します!という、僕自身も理想としているコンセプトで運営されている。

現場は、とても優しい雰囲気に溢れていた。

当日、僕も一部の作品を拝見し、とくに本当に細かくて繊細なタッチなものや、果てしない時間を要するような作品に感銘を受けた。

大胆に描かれている油絵も印象的だった。
施設の管理面から、障がいのある方の油絵制作には色々な制約等もそうだ。
そのような環境下でも、それぞれが工夫して、素晴らしい作品をクリエイトされていて、とてもワクワク、ドキドキさせられた。

このイベントには、800名ほどのボランティアの方々が参加されていたそうだ。
アートを街に飾る作業から、当日の運営のサポートまで、皆さんが想いを持って、笑顔で取り組んでいる姿がとてもかっこ良かった。

また、パートナー企業も素晴らしかった。

イベントのコンセプトに賛同し、社員で選考へ参加している企業や、アーティストの作品を商品展開し、販売ロイヤリティをアーティストへ還元している企業もあった。
自分もいつかこういうイベントのパートナーにもなりたいな。

地元の商店街や、自治体、行政、神社仏閣とも連携している様子も見られ、深川エリアの下町情緒もうまく取り入れられていて、これからもうまく続いていくイベントであるように感じた。

さて、僕が最初にプレゼンターをさせてもらった作品は、飯山太陽さんによる『架空の柑橘類』という作品だった。
華道家の假屋崎省吾さんが選ばれたものだったが、たくさんの柑橘類が綺麗に絵の中に収められていて、素敵な作品だった。
個人的もフルーツの姿カタチが好きなので、この果物はなんだろう??とワクワクさせてもらった。

次に、奥亀屋一慶さんの『戦うな、恋せよ!』という作品のプレゼンターもさせてもらった。
油絵で大胆に描かれた、ひと目で圧倒される作品だった。思わず元気になるような色づかいが印象的な作品だった。
アーティストご本人ともお会いし「この絵ええやろー!!と実はなー、鼻のこのラインは俺にしかできへんねんでー」と関西弁で嬉しそうに語る姿がとってもお茶目で素敵だった。
作品の名前の通り、このご時世に対する社会的なメッセージも込められており、そのスピーチには場の雰囲気も引き締まった。が、すぐに「賞金でレコードを買うねん」とユーモアで和ませてくれる奥亀屋さんに、僕はすっかりファンになった。
彼の活動をこれからも追いかけようと思う。

イベントの最後、少しだけ感想を述べる機会があったので、自分のアイデアについて話をさせて頂いた。
僕としては、ラグビーの絵をアーティストに描いてもらい、皆でその作品をみながら、色々と話をする機会を作りたいなと思った。
また、その作品を購入だけでなく、作品をラグビーグッズにするなど、アーティストに喜んでもらえるようなことに取り組んでいきたいなとお伝えさせて頂いた。

ラグビーファン、スポーツファンの皆さんと一緒に、アートを通して、皆で繋がる、サポートする。
そんな場を作って行きたい。
お楽しみに!!!



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