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冬の角間キャンパスダンジョン


暖冬ながら雪は積もります

先週中頃は強い寒波到来で、約1ヶ月ぶりのまとまった雪が降りました。2、30年前であれば毎週これくらいの寒波は来てて、特段ニュースになるような降りかたでもなかったんですが、予報精度の向上と365日止まらない物流と社会への影響が大きくなったので、温暖化のニュースよりはたまに降る雪の方が大きな扱いになるのが恒例になってしまいました。

あと、北海道が昔の北陸化していて、雪は重いわ降り出したら止まらないわで大変なようです。

金沢大学角間キャンパスは金沢市のかなり山の方にあります。なので熊も出るし雪も市内に比べると倍くらい積もります。

社会科学キャンパスの中央広場です。メインの建物間に除雪で道はついていますが図書館への階段などは除雪してないので朝のファーストトラックをつけた人の後に道ができます。登りはいいけど、下りは
みんな滑って転びます

角間の地下ダンジョン

冒頭に言ったように、キャンパスができた20年以上前は、もっと積もって寒かったわけで、大学キャンパスも万全の対策が取られています。その対策とは、広大なキャンパスのすべての建物がピロティないしは地下、半地下通路でつながっていること。自然科学キャンパスと社会科学キャンパスは道路を挟んでいるんですが、そこは屋根壁のついた通路が渡されています。長大歩道橋です。

丘陵傾斜地に建てられている大学ですので、地下、半地下構造が多く、ダンジョンです。いまだに迷います。苦笑 この日もバス停から大学会館建物まで行って、そこから図書館に行くつもりが、別の棟に出てしまいました。

雪道の一歩一歩

昔はというか、今でも大雪が降ると(例えば6年前の福井は市内で1メートル50センチ積もった)、たいていの物事はストップします。普段は車で10分の道も、車を掘り出すのに30分以上、渋滞で道路上で1時間、さらに着いたところでまた車を止めるために30分以上除雪とかになります。さらに降り続けるともう雪かきで1日終わります。

こうなると自分の足しか頼るものは無くなって、歩くのが一番早いことになります。

今回の雪はそこまでひどくないですが、研究も同じような感じで、ちょっとづつでも自分で進めるしかなく、データをクリーニングする、それをやりながらデータの構造と傾向や適用可能なモデルを考える、解析して結果を見る、リサーチクエスチョンと照らし合わせて何が言えるのかを考える、と毎日ほんの少しでも歩みを止めないようにしてる感じです。

大学で迷うというのは、研究そのものについてもままあるわけで、こんな本も読みながら、「自分は一体何をやってんだっけ」と考えてみたりもしてます。

振り返った時に、「結構遠いところまできたな」と思えるといいのですが。今週はうちわですが、久しぶりに進捗報告の機会があります。昨日1日集中できたので、とりあえずは内容をまとめられました。締め切り効果というやつですね。

単位より学位が心配な今日この頃


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