首の姿勢や関節の状態による痛み

<ストレートネックになると首の骨や椎間板の圧迫力 が強くなる>

首のカーブが理想的な角度の場合は、首にかかる負 担が前後にちょうどよく分散します。ところが、カ ーブが少ないストレートネックになると頸椎の前側 にある骨の部分と骨の間にある椎間板に圧迫力が強くかかります。

また、ストレートネックでは首の後ろ側にある部分には引き伸ばされる負担がかかります。頸椎は後ろ側に関節があり、カーブが強くなっている(ストレートの逆)とこの関節面に圧迫が強くかかります。

このような負担のかかり方の偏りが、実際に座った 姿勢によっては生じてしまうと言われています。

<頭痛や肩の痛み、関節・椎間板・靭帯・筋肉などの 関連痛かもしれません>

頭痛や肩こりといった症状はストレートネックが原 因かもしれないと考えている方は、原因は頸椎の関節や椎間板、靭帯、筋肉などの障害による「関連痛」 が原因かもしれません。

頸椎の上から 3 番目までに障害がある場合は頭へ、5 番目から頸椎の一番下ま での障害は腕へ関連痛という痛みが生じることがあると医学的には報告されています。

首の痛みと、首 の姿勢の違いに関係があるかということは、医学的には関係があるという報告もあり、一方で無いという報告もあります。

また、表面的に見た首の姿勢と、実際にレントゲン を撮って見た姿勢には違いがあったという報告もあ ります。首の状態や痛みが気になっている方は、整形外科で診察を受けてきちんと調べてもらうことを おすすめします。

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