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走る、書く、そして瞑想

前日のブログで10年かけて変わったことを書いた。内容はブログを読んでください。要点はこうです。あるきっかけから英紙エコノミストを読む会を紹介された。2011年から参加して12年が経過。いろいろな試行錯誤を繰り返した。途中迷いうまくいかない。焦った。

そんなとき読書会を始めた慎泰俊(TJ)を思い出した。敬称略しています。彼のnoteのブログを読んで生活習慣を真似た。するとひとつめの変化。それはこつこつと走ること。次にTJが書く人だと気づいた。3年続けてみた。書くことに少し近づいた。10年前は走ることなどやらなかった。書くことはしなかった。それでも3年以上続けると少しづつ変化する。二つの大きな変化だった。

さて次はなんだろう。もう次なんて欲張りなことを考えない方がいい。というのは走る・歩くだけでも2時間はとりくまなければならない。30分でも十分ではない。1時間でも少ない。2時間くらい必要。歩く場合は距離にして8キロくらいは楽に歩ける。これで昔の体力がもどってきた。

もうひとつブログを書くこと。これも2時間くらいを必要とする。構想に1.5時間ほど。そして30分で文章を書きあげる。構想から執筆。全行程2時間を要する。この二つで4時間。あとはないだろうか。

でもなにかあるはずだろう。英紙エコノミストを読めば何かが変わる。それは読書会の外にある意外な行動にあった。これからは想像。実証はしていない。ただこれまでのことからなにかこれではないかというものがある。日常生活に新しい習慣としてとりいれることできっといい変化が生まれる。きっとTJも実践していることだろう。

それは瞑想ではないか。2時間くらいかけて瞑想をする。その理由を書いてみます。断っておきますがこれはまだ試していません。

瞑想というのは動くことなく静かに座していること。2時間なにも動かないことを想像してみてください。その間目を閉じている。耳を澄ませている状態だ。音しか聞こえない。

するとどうなるか。少しづつ、わずかではあるものの頭の中にある余分なものが消えていくのではないか。日ごろからニュースやSNSでゴミだらけの情報であふれている。それらの有害な映像・音声を過剰摂取する。刺激を受けすぎているのだ。それで興奮をしてドーパミンが頭の中で化学反応を起こす。

刺激を受けすぎなのだ。頭の中にあふれるごみを掃除する必要がある。これは簡単なことではない。嫌な記憶はいつまでも残る。トラウマのように残る。忘れ去ることはできない。しかし静かに何もしないことでわずかながら消えていく。

どうだろう。毎日2時間。瞑想する。20分でもやることが無理なひとがいるだろう。しかしそれでは頭の中にあることを排除することはできない。瞑想ですっきりとさせる。

次に周りの人といる時間を減らすことができる。2時間、ひとりで目をつむる。一日8時間は眠るのでそれに2時間一人で瞑想している時間を加える。そんなこと可能なのか。可能でありかつ必要ではあろう。

多くの人は日中オフィスに長くいる。職員と一緒にいる時間が結構長い。それはいたしかたないことだ。会議もあるだろう。エレベーター・トークもあるだろう。それに昼食や夕食をいっしょにする。これらを加えたら1日、一緒にいる時間が8時間くらいにはなろう。

集団で会議中なにかを話し合う。会社というところは会議をしているか作業をしているかのふたつしかない。それが効率がよければよい。しかし少人数で解決できるような問題を大人数で話してしまうことがある。これは必要はない。集団であるとかえって意思決定や作業の効率が落ちる。これを集団浅慮(せんりょ)という。集団で合意形成をすることでかえって不合理な結論や行動を引き出してしまうこと。

そのときなんらかの瞑想が必要であろう。経営者は迷う。職員ですら迷う。どちらの道を選ぶのか。どちらもよくない。悪くなるのか、最悪になるのか。そんな選択肢もあろう。そんなときに必要なのは瞑想。

瞑想を生活習慣にとりいれる。これが次の変化に違いない。

最後の理由は企業戦略についていたずらに考えないということではないか。そのために瞑想する。わたしは英紙エコノミストをいまでも読む。読み始めるのは決まって金曜日の朝。そのタイミングで新しい記事がアップされる。その中ではじめに目を通すのはビジネスの記事だ。だいたい6本くらいアップされている。次にファイナンスと経済。これにも目を通す。

一日30分程度。1か2本。そこで気づいたことがある。それはビジネス記事はほとんどが人、組織、そして企業戦略を扱っているということだ。これらのジャンルは複雑だ。複雑怪奇な人が個人で考え、集団で行動すると混乱を招く。TJが人の行動特性はなかなか予測できないといったことを思い出す。個人から集団、そして会社組織となるとそれはカオスに近い。

そういったところから距離と時間をおく。それには瞑想が必要なのではないか。あえてカオス化している企業組織と企業戦略から自分を遠ざける。瞑想を取り入れる。毎日2時間目をつむって瞑想していれば企業戦略など考えられないだろう。一度つくった企業戦略は10年は変えてはいけないという。

英紙エコノミストを読み始めて12年が経過した。動き(走る、歩く)こと。書くこと。それらの習慣はどうやら身に着けることができた。あえて欲張って次の習慣を見つける。それは何なのか。それはまだわたしはよくわからない。けど変わった方がいいなと思うことがひとつある。それは瞑想するではないか。やってみよう。