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サイン本の魔力

基本、「本なんて、読めりゃいいだろ!」という人なのですが、実はこの信条に反する弱点があります。
サイン本に弱いのです。何とも言えないお得感・お宝感があるな、と。
きょうは、ささやかな私のコレクションをご紹介(自慢です、はい)するとともに、物書きの端くれとして「ご要望あれば、ナンボでもやりまっせ!」というお話でございます。

大物サイン本コレクション

まずはこちら。ピューリッツァー賞に輝くダニエル・ヤーギンの「PRIZE」(邦題:石油の世紀)。

(これは文句なしに面白い名著)

昔、インタビューしたときに頂戴しました。なぜか同席した広報担当の兄ちゃん(非日本人)が渡したのが筆ペンで、それにも動じずヤーギン先生がサラサラっと書いてくれたという妙な思い出付きの逸品。

続いて、この投稿でもちらりと紹介した、当代きっての論客スティーブン・ピンカー御大のサイン本。

(左下に輝く signed copy のステッカー)

ロンドン駐在時代、行きつけだったFOYLESという素晴らしい書店の1階で平積みになっていて、「そりゃ、買うわい」と手が伸びた。ピンカーマニア、垂涎の一冊。そんな奇特な人間がいれば、だが。

(本物、だよね?FOYLESだし、信じてるよ…)

お次は本当に家宝レベル。ポーランドが生んだ巨匠、故アンジェイ・ワイダ監督の画集。映画監督で絵がうまいって、黒沢明みたいですね。

生前にワルシャワの自宅でインタビューした後、お土産として頂戴した。中身も素敵で、たまにパラパラ見ている。ポーランド語、びた一文読めないけど。

(目の前で書いてくれたから、これは本物)

「おカネの教室」ファミリー?

お次は「おカネの教室」の絡みでお会いした方々にお願いしたサイン集。
まずは今をときめく文学YouTuber、ベルさんのサイン。

(「ごきげんよう」って、サインもらってごきげんですよ!)

動画で書評してもらって、「対談もやっちゃいましょう」となって、お会いしたときに自分の本にサインしてもらいました。この頃と比べるとチャンネル登録2倍以上、もうすぐ6万…。すごいな…。

(楽しい対談です。さすがの質問力&編集力)

お次は最近、デビュー作を出した横川楓さん。「おカネの教室」をプッシュしてくださってる御縁で、サイン本いただきました。あて名&メッセージ付き、嬉しい。うさぎ、カワイイ…。

横川さんの「ミレニアル世代のお金のリアル」の書評はこちら。

「おカネの教室」のイラストを描いてくださったウルバノヴィチかなさんにも、ご自宅兼アトリエにお邪魔してサインをいただきました。高井浩章さんとダブルサインの貴重な初版本。

(プレミアムアイテム化、待ったなし)

(ちょっとかわいいカイシュウさん)

この時にはマテウシュさんのイラスト集「東京店構え」を持参してサインしてもらいました。

見ながらお茶でもすすってるとあっという間に1時間ぐらい経ってしまう、素晴らしいイラスト集。今見たら、Amazonレビュー21件すべて5つ星……バケモノかよ……。サインはこちら。

なんと、ミニ「店構え」付き!
家宝です。

高井浩章さん、初のサイン本受注!

という感じで、すっかり「サイン入り」にメロメロのワタクシ。
先日は秋葉原の書泉ブックタワーの「ベル書店」を覗きにいったら、レジ前に藤井太洋さんのサイン入り新著が!

Kindleで買うか迷ってたところに渡りに船。藤井さんのサイン、かっこいいし、大満足。

という具合に、サイン本というのは「買おうかな、どうしよっかな」と迷っている人の背中を押す効果があるわけです。

さて、ようやく本題です。

先日、ワタクシも、初めてサイン本を受注しました。わーい。
きっかけはツイッター。「はなし家、もの書き、コード書き」という謎の肩書の野中文雄さん(今、ツイッターのプロフのリンクをたどったらガチのコード書きさんでした…)と何気なく相互フォローになっていたのですが、こんなDMがひょいと来ました。

まずは「『先生』と呼ぶのだけはご勘弁を」といういつものお願い(高井の座右の銘は「先生と 呼ばれるほど バカでなし」でございます)をしてから、超ご快諾いたしまして、サイン本1冊とミニ色紙を奥様「ようこりん」がお勤めの丸山書房さんにお送りしました。こんな感じ。

で、店頭にドン、とこんな感じで並べていただきまして。

これが3月10日。
で、ですね!

わずか2日でお買い上げ!
正直、「おカネの教室」は書店では、良く言えば「ジワジワ系ロングセラー」、平たく言うとドカッと売れない地味な本なんですけど、このスピード消化。
サイン本の引力、恐るべし。
野中さん、ようこりんさん、ありがとうございました。

ということで、全国の書店さん!
サイン本、ナンボでも書かせてもらいまっせ!
こちらからツイッターをフォローいただいて、メンションしてください!肩が抜けるまで、サインいたします!
ま、業界の方なら、「サイン本は返品できない」という下心みえみえでしょうが……。

しかし、薄々そうじゃないかな、と思ってたんですけど。改めて見ると、このnoteに載ってるサインの中で、私のが群を抜いてカッコ悪いな…。

(似顔絵ハンコは奥様謹製。字、汚すぎ……)

こんなんで良ければ、ご発注お待ちしてます!こちらの「しごとのわ」アカウント宛てでもOKです!

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