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ソウルフードで腸活

お隣の猫。最近我が家のパティオの縄張り化を確固たるものとして益々我が物顔でくつろいでいる。観察していると面白い。人格ならぬ猫格が見えてきて、ひとの様に思えてくる。この間雑草を食べている事があり、調べてみると整腸効果を求めて食べているらしい。この人なりに健康に気を使っていて素晴らしいなと思う。

一月ほど前に出張に行った際、日系スーパーへ行った。都会への出張の際の重要なルーティンで、自分の住む街では買えないものをここぞとばかりに買って帰ってくる。そこで珍しいものを見つけた。酒粕だ。酒処で生まれ育ったが、下戸のまま成長した私には身近にあったが縁遠い食材だった。まさかこんなところで再会するなんてて。そういえば身体にもいって聞いたことがある気もする。2Kgくらい?が4ドル程度。誰も買う人がいないから?日本より値段が安い希少な製品。衝動買いしてしまった。

家に帰って調べると酒粕は食物繊維豊富な発酵食品でスーパーフード並みに身体にいいことばかりだった。アメリカでこれを買う人はどれくらいいるのだろう。味噌汁に入れてみると香りと味わいがグッと増して料理のグレードが数段階上がった。食後は身体がポカポカで多幸感が継続する。

粕汁なんて子供の頃給食で食べたくらいで、何が美味しいのかわからなかった。淡白な食事が多いアメリカで発酵食品を食べると味わい深さの衝撃が日本の数倍強い。40歳を超えて初めて知った酒粕の美味しさ。この一月毎日摂取しているが飽きがこない。腸活にも良いらしいし、酒粕なしの生活に戻れないかもしれない。

酒粕。奈良漬のような甘い香りが漂う

糠漬けに酒粕を混ぜてみた。意外に味の変化や酒粕のクセの強さはなく、漬物のまろやかさが増した気がする。

発酵食品x発酵食品

うどんにも酒粕。基本スープ系の料理に入れると身体はすぐにポカポカに。もう普通のうどんに戻れないかもしれない。

酒粕うどん

そして、とても懐かしくなった。子供の頃は近所の人から酒粕をお裾分けいただくこともちょくちょくあった。好きではなかったがクセの強さ故に味覚が記憶に刻まれている。、今思えば酒蔵や酒の種類によって酒粕の特徴や美味しさも違ったはず。今度地元に戻ったらい酒粕を色々試してみたい。懐かしいソウルフードに再会できる日系スーパーは最高だ。

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