地元淡路島の春祭りに参加しました!
こんにちは!
2024年4月13日、14日に開催された、ぼくの地元淡路島南あわじ市賀集(かしゅうと読みます)の春祭りに参加してきました!
賀集の春祭りは子供のころは子供神輿で毎年参加してたんですが、今回は淡路を出て以来の参加で、実は今回初めて知ったんですが、この祭りの趣旨は、厄年の厄払いのために地域のだんじりが集合してくれる、という意味合いがあったそうです。
なので、大変恐縮ながら、僕たちは祭りの主役であり、地域のみなさんの力を借りて厄落としをする機会をいただきました。
あ、歳バレますね!笑
今回ぼくは、自分の殻を破るため、そして自分のルーツに戻り、自分がどこで生まれ育ち、たくさんの人たちに生かされていたことを再確認し、そして溢れんばかりのエネルギーを蓄えて、これたらやっていくことの起爆剤のようなものになれば、という思いで参加しました。
高校を出てから大学で大阪、神戸に出て、それ以来たまに淡路に帰っていたくらいで、小学校の同級生とはかなり疎遠になっていました。
数年ぶりに会う友達もいれば、小学生以来、何十年ぶりかに会う友達もいました。
世の中には地元が嫌いな人や、もう学生のときの同級生とは会いたくない、という人もいると思いますが、ぼくは幸運なことに、今でも小中高のたくさんの同級生たちと繋がりを持ち続けることができていて、本当にありがたいと思うし、ぼくは基本的に個人主義で何にも囚われずに自由に生きていきたい方だけれども、自分のルーツである淡路島の人たちとのご縁や絆は死ぬまで大切にしたい、と思いました。
淡路の人は、特に祭りが好きな人たちはほんとにパワフルで底抜けに明るいです。
表裏がなく、まっすぐで、バイタリティに溢れ、タフで、それでいてコミュニケーション能力がめちゃくちゃ高く、頭も良く、地域の団結力には感動さえしました。
そして、友達が声を掛けてくれたおかげで、またみんなと再会できて、約半年間だんじり唄の練習をして、無事本番を終えることができました。
だんじり唄は、南あわじ市の伝統文化「人形浄瑠璃」の演目の一部を抜き出して、より大衆受けするようにアレンジしたものだそうです。
唄の内容は結構悲しいものが多く、今回唄った『三国伝来玉藻前旭三段目 道春館の段(通称「玉三」)』という唄は、ある侍が自分の上司である殿様に家宝の剣を差し出すか、2人娘のうち1人の首を差し出すかと迫りにある家に出向き、片方の娘の首をはねるが、実はその娘は昔生き別れた我が子だったことに気づき、自分がはねた我が子の首を抱きしめながら涙ながらに自分の行いを悔やむ、という話です。
「能」などもそうですが、日本の伝統芸能の話って、なかなか救いようのない話が多いんですね。
そして、上にアップした写真の中の「練り」のときに、ぼく泣いてたんです笑
あまりの爆発的なエネルギーに心を突き動かされたような気がして。
練りのとき、みんなで「チョーサジャー!!」という掛け声をします。(意味はわかりません笑)
この一体感は、完全にトランス状態にさせてくれ、プリミティブなエネルギーを感じ、まさにヨガが目指している「過去や未来ではなく今だけを生きている状態」「完全な集中状態」を体験することができました。
そして、これはすごく不思議だったんですが、何千人というギャラリーの中、耳が割れるほどの鳴り物(太鼓や笛など)の騒音、ヤジ、煽り、笑い声の響音の渦の中で、ぼくも喉を潰しながらありったけの声でみんなと叫んでいたのですが、内側がすごく静かだったのを今でも鮮明に覚えています。
あまりに心が突き動かされて泣きながら叫んでいたのですが、同時に心の中はとても静かで、そして満たされていました。
そして嬉しいことに、僕たちのだんじり唄は、ここ10年ぐらいの中でも最高の出来だったと、あるだんじり唄の師匠の方が褒めてくださったそうです。
ただ同時に、ぼくらの代はみんなヤンチャで人気者が多いので、祭りの最後の約150mぐらいの神社の坂を練りながら降りるのに40分も掛けてしまったので、あとで運営の偉い人にお叱りを受けたりもしましたが笑
今回みんなで飲みながら祭りのことを話し合っていたときに、とにかく
「やりきれよ!」
「やりきれよ!」
「やりきれよ!」
というのを夜中もうなされるくらい言い合いました。
なんか、ぼく今までええカッコして上手くやろうとし過ぎてた気がしました。
ぼくにヨガなんて、あまりにも大それたテーマ過ぎて、なんとか取り繕ってやってたんだなぁ、って、なんか笑えてきて、同時にもっと楽に自然体でいていいんだなぁ、って思えてきて、ヨガやってるクセに、なんか、そんな風に思えました。
そして、この「やりきれよ!」で、もっと荒削りでいいから、思いっきりやってみいや!とみんなから背中を押してもらえたような気がします。
淡路島って、ぼく高校ぐらいまでは1秒でも早く出たい場所だったんです。
流行りのものもないし、もっと刺激に溢れた場所に早く行きたかった、自分の生まれを憎んだこともありました。(淡路にびっくりドンキーができたのはつい去年のことです笑)
昔はニューヨークやロサンゼルスとかが地元の人に死ぬほど憧れたけど、今は心の底から自分が淡路島で生まれ育って良かったと思えます。
ここ10年くらいで淡路ってめちゃくちゃ注目されてて、パソナの本社もできて人口が急に1500人くらい増えたり、映えるスポットもたくさんできて、大学生くらいの子もめちゃくちゃ来てますし、ホテルニューアワジは全国のホテルの格付けランキングで1位になったそうです。
玉ねぎはみなさんご存知だと思いますが、魚も肉も他の野菜も、食べ物もめちゃくちゃ美味しい!
そしてなにより「人」ですね。
今回改めてぼくは淡路の人に感動しました。
たーくさんエネルギーもらったので、祭りの余韻に浸るのはこれくらいにして、また日々のレッスンややりたいことに注いでいきたいと思います。
今回はちょっと長くなっちゃいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました!
最後に、ぼくたちのだんじり唄とラストの練りがYouTubeにアップされてるので、リンクを貼っておきます。
長いので、端折りながら見てもらえたらと思います。
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