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【台湾のハイキングコース】七星山

台北の街は盆地なので、四方を山に囲まれ、台風や暴風雨から守られているというメリットはありますが、その分空気が澱みやすいというデメリットもあります。そんな時に陽明山に登ると、高度がある為温度が下がるのと、下界と比べると風の流れがあるのでさらに涼しく感じます。それで、夏の暑い日には陽明山によくハイキングに行きます。

実は、陽明山にはこの名前の山はありません。いくつもの山のある陽明山系で、最高峰は七星山です。標高は1120m、台北から1時間半ほどで山の麓の登山口に来ることができます。

七星山には登山口が3つあります。
最もポピュラーなのは、東側、擎天崗に行く途中にある冷水坑でしょう。この場所を拠点に七星山に登る、擎天崗に向かう、山の斜面を降りて絹絲瀑布を目指すと三方向のルートを選べます。
二つ目は、西側、二子坪に向かう途中にある小油坑登山口。ここは常に噴煙が吹き出し、硫黄のにおいの漂う場所です。
三つ目は、南側の陽明山遊客中心から北に登って行くルートです。この南ルートが最も距離が長くなりますが、緩やかに登っていけます。

この日は、MRT剣潭駅から陽明山總站に行き、そこから冷水坑に行くミニバスに乗り七星山の登山口に行きました。ハイキング客は非常に多かったです。これまで登った山のうちで最も人口密度が高かった。山頂付近などは、写真を撮るのに行列が20人ほどもできていました。

陽明山系の最高峰から見る景観は、非常に素晴らしかったです。台北の街を、側面からではなく斜め上から見下ろすような見え方です。老地方展望台よりも一回りスケールの大きなパノラマを見ることができました。
七星山は、高さはあるのですが、昇り降りでほぼ3時間しかかからないので、比較的楽なハイキングでした。それでこれだけハイキング客がいるのでしょう。

陽明山に行くのに、台北の街中から直接目的地に行くのではなく、いったん陽明山公車總站まで行くのが便利です。そこから陽明山を周遊している108号のミニバスに乗り換える、そうすれば陽明山の主要な観光スポットのどこにでも、比較的混まずにアプローチできます。

七星山の頂上。
大屯山を眺める。
山の動物の紹介。
台北の街を見下ろす長房。
手前に見える山は紗帽山です。
遠くに101が見えます。
冷水坑遊客中心を見下ろす。
薮の中を歩く箇所もあります。
七星山はこのさらに奥の頂になります。
冷水坑から登るルート。
尾根伝いのルート。
山の斜面が急な様子が分かります。
七星山に人が集まっている様子。
冷水坑。左に硫黄の吹き出すエリアが見えます。
インドトカゲというらしい。
溶岩のゴツゴツした様子。
七星山主峰に向かう。
七星山東峰を見返す。
急な斜面であることが分かります。
緑に覆われている箇所もあります。
小油坑に向かう。
冷水坑。硫黄が吹き出しています。

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