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【台湾の面白い建物】Park 2

台中では毎年10月、ジャズフェスティバルが開かれています。2023年に初めてその会場に足を運んでみました。
僕が聴きに行ったのは台中駅近くのライブでしたが、夕方遅くのスタートまで時間があったので、別の日にメイン会場となる台中市民広場までYouBike で行ってみることにしました。

台中市駅から台中市民広場までは、自転車で行くと20分くらいの距離になります。この公園は線状に長く伸びていて、そのちょうどその中央あたりに市民広場がありました。

この広場の周りを一回り歩いてみたら、地下に商業施設のある不思議な建物を発見しました。市の駐車場施設の地下一階の空間を使って、商業空間に仕立てたようです。"Park 2"という名前は、台中市民広場に隣接している公園を計画したということなのだそうです。台北にも公園の下に地下駐車場という施設は沢山ありますが、このように商業施設として計画されたケースは見ていません。

全体に曲線を多用して、とても変化に富んだ空間になっています。それぞれの店舗空間も特徴を持って作られていて、たくさんの若者で溢れていましたね。
この様な活気のある地下空間は、台湾ではとても珍しいと思います。駅と連結した全くの地下の商店街はありますが、サンクンガーデンとなっているケースはあまりありません。この様な計画をしても特徴があれば、商業施設として成功するというとても良いサンプルだと思います。

写真

地上部分の様子
右手が地下空間への入口になっています。
地下のサンクンガーデンを見下ろす。
屋根は緑化され丘上に作られています。
地下空間ですがまるで地上の様な
開放的な設えになっています。
足元に見える空間は地下のサンクンガーデンです。
地下に立った様子。
緑化された天井は、曲面になり波打ってます。
地上から地下に降りるスロープ。
歩行者用スロープがこの様に計画されることは珍しいです。
地下のサンクンガーデンの様子。
上に見えるのは、一階の店舗です。
スロープの上り具合の様子。

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