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編集チームのマネージャーはどんな仕事をしているのか?

この4月からナイルでインターンを開始したA君から、突然SlackでDMが届きました。

「インターンを始めるにあたり、ぜひ富江さんの経験やお仕事内容をお伺いさせていただければ」

僕は大学時代に一切就職活動をせず、就職することなく普通に卒業していったので(大学院に行ったわけでもない)、インターンと聞くと、「大学生なのにインターンをしているとはなんて意識が高い人なのか!」(大学生だからなんだけど)と思ってしまいます。逆に、こちらがインターンとは何かをお伺いさせていただきたいくらいなのですが、めんどくさいおじさんと思われるだけなので、冷静になってミーティングの時間を確保しました。

すると後日。

「面談のアジェンダを共有させていただきます」

おじさんが大学生のときはアジェンダなんて言葉は知りませんでした(渡辺喜美がみんなの党を作ったときに初めて知った)。しかも、おじさんの昔話をするだけだと思ったら、ちゃんとアジェンダ用意してるなんて。

若い人たちに負けないように、おじさんはおじさんで頑張って生きていかないといけないなと思う一方で、「このアジェンダはnoteのネタになるんちゃうか?」とも思ったので、そのアジェンダと回答について書いていきたいと思います。

枕が長くなりましたが…。

マネージャーの仕事のひとつはコンテンツの品質を担保するための原稿チェック

「コンテンツ監修としての仕事について、 どんな業務をされているのか」

という質問。編集チームのマネージャーとしての仕事はいろいろあるのですが、ここで「コンテンツ監修」と書いているのは、品質を担保するためのチェックの話ですね。

まず理解していただきたいのは、ナイル編集チームでの原稿作成フローです。

要件 → 執筆 → 編集 → 校正 → 初稿 → 修正 → 納品

ざっくりこんな感じなのですが、このフローの中で、品質保持のためにマネージャーが2回チェックを入れます。チームメンバーが要件を作ったあとと、編集作業を行ったあとです。

要件というのは構成案のことで、アウトラインという言い方をする人もいると思います。ここでは、対策するキーワードに必要な要素が入っているか、展開に違和感はないか、といったことなどを確認します。

編集後のチェックでは、ライターさんが書いた原稿をチームメンバーが初稿として提出できるレベルに編集できているかを確認します。具体的にどういった確認をしているかというのは、また詳しく書きたいと思いますが、掲載するメディアに合った文章で、スムーズに納得して読めるかということを主に見ています。

さらに、SEO観点でのちょっとしたコツやルールもあるので、そこが守られているかという点も確認していますね。迷ったら、コンサルタントに相談することもあります。

この後に外部校正会社の校正も入れているので、ライターさんの原稿に対して、編集者、マネージャー、校正会社の3者が目を通すことに。場合によっては監修者も入ります。簡単ではありますが、ナイルの編集者採用ページにもフローについて書いていますので、ご覧ください。

これが基本ですが、僕は編集チームの新入社員に対するオンボーディングも担当しているので、新入社員が初めて担当する案件に参加して、フォローも行っています。

おかげさまで多くのお客さまから記事制作のご依頼をいただいており、何年も採用が止まらず編集者もどんどん増えてきています。結果、総勢60名くらい?(曖昧ですみません)の編集者がいる会社になっており、ここまで編集者が在籍している会社もなかなかないんじゃないかなと。

編集チームのマネージャーはコンテンツの品質を担保する重要な立場なので、毎日緊張感を持って原稿チェックを行っているというわけです。ナイル編集チームマネージャーはこんな仕事をしています、という話でした。

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ということで、僕が所属しているナイル株式会社では、編集者を募集しています。弊社での編集業務の内容や働き方などについて質問があるようでしたら、僕のXアカウントにDMをいただければ回答します。ナイル株式会社の編集業務に興味のある方は、下記リンクをご覧ください。


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