ビール🍺を詳しく知って、より美味しく楽しむために。
また年２回実施される日本ビール検定（びあけん）対策として。
力試しの予想問題集を作成しました。
ビールのことをもっと詳しく知りたくなったらマガジン「美味しいビール、こちらにご用意しています」をぜひご覧ください。

２級予想問題集10　問46～50

問46　日本最初の缶ビール

1958（昭和33）年、アサヒビールから日本最初の缶ビールが発売されたが、当時は缶切りで穴を開けて飲む方式だった。何か所の穴を開けていたか次の選択肢から選べ。
a. １か所
b. ２か所
c. ３ヵ所
d. ４か所

問47　熱処理

熱処理のことを「パストリゼーション」と呼ぶが、これは発明者の名前にちなんだ名称である。熱処理の発明者を次の選択肢から選べ。
a. ピエール・セリス
b. エミール・クリスチャン・ハンゼン
c. ルイ・パスツール
d. ウィリアム・ペインター

問48　ドイツのラガービール

ミュンヘンで作られる伝統的な下面発酵ビールは、ミュンヘナーデュンケルというビアスタイルである。ドイツ語の「デュンケル」の意味を次の選択肢から選べ。
a. 辛い
b. 甘い
c. 明るい
d. 暗い

問49　ラガーとエールの発酵期間

エール（上面発酵）の発酵期間は約３～５日間だが、ラガー（下面発酵）の発酵期間を次の選択肢から選べ。
a. ２～３日間
b. ５～７日間
c. ７～10日間
d. 10～14日間

問50　ビールの老化

ビールは保存方法によって新鮮さが失われるが、「老化」と言われる現象の原因を次の選択肢から選べ。
a. 日光
b. 酸素による酸化
c. 振動
d. 高温

問46　日本最初の缶ビール

解答：b. ２か所
缶を傾けた時、上下となる位置に２つの穴を開けて飲みました。上の穴は空気を入れるための穴です。1965（昭和40）年にプルトップ缶、1990（平成2）年にステイオンタブ方式が登場しました。

問47　熱処理

解答：c. ルイ・パスツール
19世紀後半にルイ・パスツールにより、熱処理によるビールの殺菌法が発明され、品質が維持されたまま安定的に出荷できるようになりました。これ以前は、アルコール度数を上げるか、氷による冷却で品質保持していました。

問48　ドイツのラガービール

解答：d. 暗い
デュンケルはドイツ語で「暗い」という意味です。ミュンヘンダークモルトが原料で、チョコレート、ビスケット、トーストを感じさせる香りが特長です。ミュンヘナーデュンケルは明るい茶色から暗い茶色の色合いですが、単にデュンケルという場合は、バイエルン地方のダークビール全般を指します。

問49　ラガーとエールの発酵期間

解答：c. ７～10日間
エールとラガーの発酵温度と期間の関係をまとめると
エール：発酵温度 15～25℃・期間３～５日間
ラガー：発酵温度 10℃前後・期間７～10日間
という違いがあります。

問50　ビールの老化

解答：b. 酸素による酸化
この老化を防ぐには、ビール製造工程で酸素との接触を避けることと、原料に含まれるポリフェノールなどで、化学反応性が高くて老化臭の原因を作るラジカル類を不活性化することが必要です。