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【川崎駅 ランチ裁判】判決 リピ100% 再訪猶予30日以内「自家製麺 麺屋 利八」

【注文内容】
完熟トマトらぁめん 1150円


【判決】
リピ100% 再訪猶予30日以内


【判決の理由】


私は、細麺派である。


いや、そもそもつけ麺をまだ食したことがない。
故に、私はつけ麺〇貞なのである。←なぜ上から目線なのかは、謎


ていうかですね、つけ麺DTの私が言うのもなんですけど。

つけ麺って大体は太麺だったりしません?

で、つけ麺が本業でラーメンも出してるお店の中で、
ラーメンもそのまま太麺使うお店ってあるじゃないですか。

それ食べたときにね、太麺はちょっと苦手かなと思ったんです。
これは好みの問題なので、どうしようもないんですけど。

やっぱり、細めの麺とラーメンスープのハーモニーに心躍るんですよ。
決して、大捜査線上の話ではなく結論として、細麺派なのです。

それにもかかわらず、







私は大きなミスを犯してしまったのです。







4月某日(土曜)11:30

昼時、いつものように腹を空かせていた私は、当てもなく川崎駅を彷徨っていた。

腹は減っている、だが何を食べたいのかがわからない。

赤備だろうか? 
いや、この前行ったし
王将だろうか? 
いや、この前行ったし
天龍だろうか? 
いや、この前行ったし
天一だろうか? 
いや、この前行ったし

1人ボケツッコミのようなテンポのサウンドが頭の中で奏でられる。

概ね、中華かラーメン寄りの発想ではあったが、
イマイチどこが良いのかの決断ができない。

昼メシを求めて彷徨う旅人と化した私は
銀柳街商店街をくぐり抜け、モナリザン方面に歩みを進める。

しかし、モナリザンでも大阪王将でもカレーでも、
ましてや鰻の気分でもなかった。

こういう日は、安定のスエヒロ館にでも行こうか・・・

と、国道15号線の信号を渡ると、目の前に利八が現れた。

未開拓のラーメン屋か・・・入口近くのカウンター席以外は埋まっていそうだが、今なら待ち時間はなさそうだ。


今日の昼メシは、ここしかない。


一切の迷いがなくなった私は、利八のほこらへ潜入した(ザッザッザ・・・


入店するとラーメン屋あるあるな券売機の存在が確認できなかった。

「いらっしゃいませ~、こちらにどうぞ」

女性店員の言われるがままに、入り口近くのカウンター席へ座る。


暑い。


座ってすぐに思った。厨房の熱がもろにこちら側に流れてくる。

暑くも寒くもない季節の今、冷房はされておらずドアも開けっ放しスタイル。だが、この席は暑い。

夏場はクーラーが入るのだろうか?
もしクーラーなしなら、なかなかキツいかもしれないな・・・

などと考えていると

「ご注文お決まりになりましたら、お呼びください」

と言って女性店員が立ち去った。
この言葉で明らかになった。
この店は口頭注文なのだと。

厨房内を見てみると、どうやらこのお店は
調理担当の男性、
接客担当の女性。
この二人の男女ユニットで構成されているようだ。

ボーカルのKEIKO、
ラップのMARC、
キーボードのKOMURO
のようなトリオ構成ではなく、
どちらかというとKiroroに近いかもしれない。

いやまてよ?
Kiroroと花花ってどっちが古いんだっけ?
などと考えている暇はない。

まずはメニューを吟味しよう。

うむ、いわゆるグランドメニューの味ラインアップは普通のらぁめん、エビ辛らぁめん、うま辛らぁめんのようだ。

だが、カウンター内を見回すと・・・

「本日限定」の酒粕らぁめんなるものが目に入った。

無類の粕汁好きの私としてはかなりそそられる。

しかも本日限定か・・・

いやいや、本当にうまいならレギュラー入りしてるはずで、本日限定の時点で代打川藤のような存在だろうか?まぁ川藤さんも好きだけど・・・

なぬ!?土曜夜か日曜は「太刀魚の中華そば」なるものがあるのか・・・

さらに完熟トマトらぁめんなるものも・・・。

ここで私はあることに気づく。

普通のラーメン店は「普通味以外は味噌、塩、醤油」

と展開しがちだが、

利八は「普通味以外はトマト、酒粕、太刀魚・・・」



どんな展開やねん(;゚Д゚)



もうね、シンプルにワロタ(心の中で)

なるほど、そっちがそう来るならこっちもひねりますわ。

初見の店は普通味から行くのが基本だが、
ここはトマトを選択することにした。←無難やなオイ

注文してから結構待つ。

注文を受けて一から作るタイプなのかな・・・

店内を見回すと日本酒のラベルが無数に張り付けられており、目の前には明治安田生命のポケットティッシュが並べられていた。

う~ん、独特笑

15分ほど経った頃、着丼。

真っ赤なトマトが入ったラーメン、香りも素晴らしくおいしそうだ。

さて、実食するか・・・

まずはスープを一口・・



うんめーーーーい(運命)(゚д゚)!



え?何これ?期待値をはるかに超えてるよ!?

まるでミネストローネのような深い味わいがあるスープはシンプルにうますぎた。

さらに麺をすするとこれがまたトマトスープと相まってうんまいうんまい!!

これはね、予想外にうまい。

ていうか、


予想外に太麺(;゚Д゚)


私は細麺派だ。

だが、その私が食べる途中まで太麺に気づかなかったほどに、夢中になってトマトらぁめんを堪能していた・・・

それほどに私はこのトマトらぁめんにハマった

ラーメンと一緒に提供されたバカデカいタバスコ。

試しに垂らしてみるとこれがまたウマい。

途中でタバスコを大量に投入し、味変革命したトマトらぁめんも格別に旨かった。

こうなると酒粕も太刀魚もエビ辛とかも気になるな・・・


【試合後 インタビュー】

ー今日の試合を振り返って
「まぁね、最初は何食うたらええかわからんかったんやけどね。結果的にはほんまにね、おーん、よかったよね」

ー太麺の歯ごたえはどうだったか
「そらね、もう歯ごたえは十分よ、はっきり言うて」

ースタメンで使いたいか
「そらそうよ、もうスタメン」

ーポジションは
「ガツンとくる太麺のパンチ力と予想を覆すトマト味の意外性考えるとな、6番あたりがええんちゃうかな」


■■■モグ山タイガース 2024年度 スタ麺予想■■■
1番 
2番
3番 御徒町 富白(鶏ぶた塩拉麺) 
4番
5番
6番 川崎  利八(トマトらぁめん)
7番 
8番
9番

こうして、モグ山タイガースの戦力補強は一歩進んだ。

しかし、まだ7つもポジションが空いている。

これからも、モグ山タイガースのスタ麺探しの旅は続くのであった・・・

続くのである。


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