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第6回こうさてん 田中裕香里さん(たね書房)

今回のこうさてんのゲストは、栃木県益子町で絵本のお店;たね書房 さんを営む田中裕香里さんでした!本記事は、田中さんとこうさてんイベントのファシリテーター藤田・池田とのインタビューの内容です。田中さんの生い立ちや現在の暮らし、たね書房を始めたきっかけ、今後のことなどについて話がありました。会の中で、過去の反省点は?というテーマに対して「あの時はそうする以外どうしようもなかった」と話す田中さんの受け止め方が、僕池田としても何だかしっくりきました。本には(本屋には)人を受け止める懐の深さがある、という話でもとても盛り上がり、「本屋っていうのは何かある種、生き方っていうか、自分がこういう人だっていう社会に対しての表現の仕方の一つかなと思っている」という藤田の言葉もとても印象的でした。

※書肆ひるね内に、たね書房さんの絵本の一部を取り扱いさせて頂いております。(たね書房2nd)
ぜひ皆様 たね書房さんへ、ひるねへお越しください


Q: 田中さんのプロフィールを教えてください。

A: 北海道出身。札幌で育つ。茨城県の大学を卒業後、東京で就職。その後結婚して栃木県に移住。子どもが生まれたことをきっかけに益子町に移住した。益子町は第一印象として山と畑とのバランスがすごく好きだった。


Q: たね書房を始めたきっかけは?

A: 元々新刊を扱う書店に勤務しながらいつか自分でも本を扱うお店を持ちたいと考ていた。子どもに対して興味を持ち保育士としても働いていたが違和感を感じることもあった。コロナの影響で世の中いつ何が起こるかわからないなっていう思いがあったりもして本屋を始めることを決意した。子供と一緒に落ち着いて本を選べるお店があったらいいなとか、いろんな思いが募ってそれがうまく重なった瞬間があった。益子町に住もうって決まって益子の土地を見たときに、ここで本屋さんを私はやるんだ、ってなんかしっくりきた。


Q: たね書房のコンセプトは?

A: 「本との出会いの場」を提供したい。誰でも利用しやすい開かれた空間を目指している。ショップを始めるときも、あんまり綺麗にしすぎないようにしようっていうのがコンセプトの中であった。絵本っていうイメージだけでもそれぞれが思い描いてるイメージがつきやすいジャンルなので、そこで空間を作りすぎちゃうとすごく(くる人が)限定されちゃうなと思った。なるべくもう無骨というか、あんまり作りすぎないようにして、老若男女いろんな人が来てくれるようにやっていきたいなっていう思いがある。


Q: 今後やりたいことを教えてください。

A: 特別これをやるっていうんじゃなくて本当に地道に地道に日々を続けていって、地域に浸透というか、店を続けていくことに専念したい。もうとにかく店を続けてその中で1人でも2人でも本好きだなって思ってくれる子供も大人も増えるといいなっていうふうに思う。

何でしょうね。やっぱり商売をする以上お客様に買ってもらって本屋として成り立たないと認められないって思ったりもしてたんだけど、なんかやっぱりそれってあくまでも資本主義経済の中での認める/認めないであって、働くっていうことを広く考えたときに、本来は単純に社会とどう関わっていくかっていう関わり方の話だなと思っている。楽しみでやってるから売れなくていいじゃんって開き直るわけではないんですけど、たね書房ってどういう場所なんだろうって考えた時に、やり続ける、私が社会と関わっていくかっていうのが、たね書房としての働き方だなというふうに思っている。


たね書房:https://tane-shobo.storeinfo.jp/


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まだひるねにいらしたことがない皆様、ぜひお気軽にご参加ください。
次のこうさてんで、お待ちしております。




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