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もう言えないから

「お前は変わったな」
「俺はこんなにしてやってるのに」

そう言うあなたが変わってくれなかっただけ。


私の幸せも。
不安も。

この増えていく孤独も。

何も見てくれない。
何も分かってもらえない。

あなたが見ているのは。
あなたに都合のいい事実だけ。

あなたがくれる言葉はぜんぶ。

自分の幸せ。
あなたが欲しいものだけ。

その「お前のために言っている」の中に。

私の本当の気持ちは、どれだけ含まれているの?

何回も勇気を出した言葉たち。
その度に踏みにじられる現実。

私はどこに希望を持てば良かったの?

愛しているはずの人。
愛したいはずの人。

私たちはいつの間に。
こんなに離れてしまったのだろう。

本当はこんな気持ちになんて。

本当は、こんな自分でいることなんて。



そうだね。

そんな気持ちなんて、望んでなかった。

ただ安心したかった。

そんな場所にいたかった。

変わりゆく環境。
増えていく、たくさんの求められること。

一緒に向き合うはずだった。
そう在れるはずだったのに。

期待と現実。
努力と絶望。

もう願う力もなくなって。

だから一人で頑張るしかなかった。
ひとりでずっと守ってた。

今でもずっと。
そうなのかもしれないね。

今だけは。
一緒に見てあげようね。

その苦しさも。
孤独も。

本当の願いも。

他の人の幸せや評価なんて。
ここには、ないんだから。



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