Hisakof

脚本家をしています。毎日が慌ただしくて、考えてたことがスルスル消耗されていくので、好き…

Hisakof

脚本家をしています。毎日が慌ただしくて、考えてたことがスルスル消耗されていくので、好き勝手にではありますが、頭の中のことを発表して整理していきたいと思います。めっちゃ食べたのに体重が増えなかった朝。起きる時間を決めなくていい昼寝。翌日を気にしない友と呑める夜の幸せ。

最近の記事

ウクライナについて

写真はついさっき、キエフにいる娘の友達から届きました。 ひどい動画も沢山送られてくる。 ここ数日は誰もが気持ちが憤り、滅入っている。 だけど日本人はあまり、そういうことを話題にしない。政治的なことだし、暗い話題をしてはいけないというような風潮さえ感じます。 いずれにしても生活があるし、気持ちを切り替え、やるべきことを淡々とやるしかない。 だけど 辛いよね、悲しいよね、怖いよね、 そうだよね、戦争なんか最悪だよねと、 それだけでも共有すればいいのにと思う。 何もできな

    • キエフの人々の気持ちを考えると辛い。なんでこんなことになってしまうんだろう。他人事ではない

      • CODA あいのうたを観た

        この映画、少し前に娘と観た。 とにかく感想を書く気になれなかった。 胸がいっぱいすぎて、うまくレビューをまとめられそうになかった。娘はあれからほぼ毎日のように、この映画の歌を聴いているし、私も出きるならもう一度観たいし、なんならDVDが欲しい 聾唖の両者と兄が家族。 自分だけ耳が聞こえて、家族の通訳になり、家族の仕事を手伝いながら暮らしてきた女の子が、夢と恋、家族以外の世界に魅了され、自分の人生を選ぶまでの物語。 家族は時に身勝手で、粗野で、価値観も理想も違って、苛立つ

        • クレッシェンドを観て

          パレスチナとイスラエル、敵対する国が1つになって楽団を作るという平和活動の一環として集った若者たち。 指導するドイツ人講師もまた、戦争の深い傷を背負って生きていて…。 あらすじを読んだ時は、何となくきれい事を押し付けられそうで、観たいと思わなかった。 それでも何となく観たのだけれど、本当に劇場で観ることができて良かった。 パレスチナ、イスラエルにはそれぞれ大義があるから、ものすごく和解が難しい。 今まで、話し合いや外部からの干渉や手助けもあり、ようやく解決するのかと思っ

        ウクライナについて

          いつまで続くのか?

          今朝はイヤなニュースで1日が始まった。 楽しみにしていた友達の舞台が、土壇場で公演中止になった。 役者が一人、コロナになったらしい。 昨年はスタッフにコロナが出て中止になり、土壇場での中止は二度め。 演出も脚本も役者も毎回素晴らしい。 情熱を注ぎ、本気で取り組まれた作品の1つ1つが、観る人に輝く記憶を残してくれる。 そんな彼らの舞台を、もう三年近く観れていない。 予定して頂いていたのに申し訳ない、と、謝罪のラインが来たが、謝られるこちらが申し訳ない。 誰も悪くない

          いつまで続くのか?

          母の写真

          姉を抱いた母の写真である。 先日、アルバムから見つけたと、姉がインスタグラムにあげていた。この瞬間の母は、なんて若く幼く美しいんだろう。 25才くらいだろうと思う。 この写真が撮影された時、私はまだ生まれていなくて、写真に映る母は、今の私よりずっと若い。それだけでも妙な感じがしたのだが、翌日の昼間のこと。 ベランダから冬のお日様を感じながら仕事をしていた時に、ふいに、昨日写真で見た昭和何年かの母が、今、この瞬間のどこかにいるという不思議な確信に見まわれ、え?と、思わず窓の外に

          母の写真

          宮本輝はやっぱりすごい

          連ドラの仕事が一段落して本棚を見ると、読もうと思って買っていた本が山積みになっていた。先週は暫しのモラトリアム期で、出来るだけ本を読もうと思って、どれから読もうかなと手に取ったのが、宮本輝の骸骨ビルの庭。 その一連は偶然ではなく、この本こそが、今、私が読むべき本だったんだなと思える。ちょっと長いし、古い本だしなあ、もっと別の実用的な本から読むべきだったかなあと思いながらも読み進め、一昨日に読了し、昨日は長い余韻の1日だった。 宮本輝の作品は、青春時代に貪るように読んだ。 久し

          宮本輝はやっぱりすごい

          コロナですっかり時間の流れかたが変わった。象の時間とネズミの時間て本があったけどあの感じ。今はコロナ前と比べて1日がゆったりしている。でも、寿命は変わらないし、ゆったり生きていても老化は容赦ない。それはやはり切ない。

          コロナですっかり時間の流れかたが変わった。象の時間とネズミの時間て本があったけどあの感じ。今はコロナ前と比べて1日がゆったりしている。でも、寿命は変わらないし、ゆったり生きていても老化は容赦ない。それはやはり切ない。

          ノイズを観る

          平和な島に異物が紛れ込み、過疎化の進む中、守りあい支えあっていた小さなコミュニティが狂い始める。色んな問題提起がある中でも、発展はさせたいが、余所者を受け入れたくないという島の人達の矛盾が印象的だった。鎖国してる今の日本と同じだな。 私は最初、こんな平和な島にこんなヤツを連れてきたじいちゃんが罪だと思った。善意は恐ろしいなと思う。ありがた迷惑という言葉もある。でも、排他的なコミュニティは発展は出来ずに滅んでいく。どうしようもない人間でも、救おうとする人がいるから世界は美しい。

          ノイズを観る

          1月は行く、2月は逃げる、3月は去る。 三学期はあっという間だからな、ちゃんと目標立ててないと、無意味に過ぎてしまうぞと、学生時代は色んな先生から言われたな。

          1月は行く、2月は逃げる、3月は去る。 三学期はあっという間だからな、ちゃんと目標立ててないと、無意味に過ぎてしまうぞと、学生時代は色んな先生から言われたな。

          ミケル.バルセロ展にて。お金持ちになりたい。

          ミケルバルセロは知らなかった。渋谷でポスターを見て、あ、私、好きな絵だ!と思ったので友達を誘ってオペラシティアートギャラリーへ。最近、やっと自由時間増えて、久々の美術館にテンションがあがる。映画や配信ドラマのCGにもちょっと疲れていた。やっぱり生の、キャンバスに絵の具の、作り物ではない作り物には癒される。感想はない。とにかくバルセロさんのすごさに圧倒されて、こんな作品を作れるなんて、と、その才能が素朴に羨ましかった。私がバルセロさんなら、家中の壁に自分の絵を描きまくるのにな。

          ミケル.バルセロ展にて。お金持ちになりたい。

          ハウスオブジェグッチを観た

          グッチは緑と赤のあのロゴが好きで、緑は守ってくれる色、赤は責める色、みたいな、(違うかも)セリフがあったけど、なるほど、だから私はこの配色が心地よく感じるのかなと思えた。 グッチもだけど、日本でも大企業内の骨肉の争いは度々ニュースになる。家族経営は難しいよなと、改めて思う。世代が違うのに価値観を揃えるのは難しいだろうし、さらに身内は遠慮がないから言いたいことを言ってしまうし、それぞれ自分の価値観が正しいと思って主張するから、簡単に争いに発展する。そんな縦ラインに、嫁!または婿

          ハウスオブジェグッチを観た

          天気のキレイな日に、のんびり公園をお散歩。ずっと来たかった場所、ずっとやりたかったこと。

          天気のキレイな日に、のんびり公園をお散歩。ずっと来たかった場所、ずっとやりたかったこと。

          ドント・ルック・アップを観た。

          今日はネットフリックスで「ドント・ルック・アップ」を観た。最初はなんだ?つまんないなぁと、ウトウトしてしまった。でも、ディカプリオにメリルストリープ、ケイト・ブランシェットにアリアナ・グランデと、豪華キャストがこれでもかと出演している…。役を受ける前に脚本なりプロットは読んでいるはずで、きっとこれはなんか、そうとう面白いに違いないと信じて見続けて…最後はほんとに息が詰まった。見事な展開、見事な風刺、見事なオチ。コロナも終わらないし、地球温暖化も止まらないし、ウクライナ危機もど

          ドント・ルック・アップを観た。