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何事もモラを考えなければならないなら、何事もモラに縛られることになる。

これは(私の中で)今最もアツいゲーム「原神」に登場する鍾離というキャラクターのセリフ。ある祭事に必要な宝石を購入するために宝石店を訪れた主人公と鍾離。宝石は一つあればいいのですが、鍾離はあろうことか店にある宝石すべてを購入しようとします。「モラのことは考えていなかった」と前置きし、発した一言がこちらです。

モラとは原神世界のお金のことで、どうぶつの森ならベル、ドラクエならゴールド、現実世界なら円やドルと同じものです。このセリフでは、予算という意味で使われています。意訳すると、「何を買うにも予算を気にしなければならないなら、予算内のものしか買えない」という感じでしょうか。予算内で買い物をするなんて当たり前のことなのですが、鍾離はものすごく金持ちなので、普段の買い物で予算を気にしないようです。名言風に金持ち自慢しているだけじゃないのか?

モラ=お金のことですから「何事もお金のことを考えなければならないなら、何事もお金に縛られることになる。」といっても意味は同じです。なんだか急にお金持ち自慢から資本主義の話に変わってきました。

最近は、お金に縛られないために働き方を工夫する人が増えています。副業です。本業に加えて余暇時間にも労働してお金を稼いでいる人が増えています。総務省の調査では、副業をしている人は5年間で60万人増えたことが明らかになりました。

副業をしている理由は「収入を増やしたいから」が50%以上を占めて一位となっています。(独立行政法人:労働政策研究・研修機構調べ)他の調査では、第一位は「時間を有意義に使いたいから」。第二位は「時間に余裕ができたから」。(GMO Research調べ)

多くの調査結果で、「収入を増やす」と「時間を有効活用する」が二大・副業をする理由となっていることが分かります。労働=お金を稼ぐ=時間の有効活用と考える人が増えたということです。

しかしこれは逆に、余暇=お金を稼がない=時間の無駄遣いと考える人が増えたということでもあります。

私が今、こうして文章を書いている間にも、働いている人がいる。

私が原神やりながら「うおおおおおおおおセノかっこえええええ!!!!!(マウスカチカチカチカチカチカチ)」とかやっている間にも副業でお金を稼いでいる人がいるのです。

秤量してやる、お前の罪を。

そう考えると、真夏の体育の授業で上下長袖ジャージ着ている人を見て、見ているこっちが暑くなってくるみたいな苦しさを感じます。

休日にゆっくり休んでいる私は人生無駄にしているんでしょうか。休んでいる時間は、お金を生まないから無価値なんでしょうか。

んーわからん!!でも休むことって大事だよな!


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