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階下から聴こえるギターの音色⑩(前編)問いと、気づきと

新年度。
下の子が小学校に入学しました。
上の子は6年生となり
ランドセルを背負ったふたりが
並んで登校していく背中は
見ると感慨深いものがあります。

先日instagramでこんな記事を投稿しました。


入学してまもない娘を通して、わたしもこのくらいなにも知らなかった頃があったのかなあとまぶしい。息子の入学時にはまたなかった感覚に胸いっぱい(ときどき胃もたれ)。
「1年4組がよかったなあ」と入学前に4組予想してたことにまだこだわってる、と思ったら「だってその方が早く2年生になれるでしょ」と!
1-1.1-2.1-3.1-4てゲームの面クリアみたいに進むと思ってたらしくビックリなるほどねー。大丈夫、みんな、おんなじだけ1年生してから2年生になるよと伝えました。

この記事には続きがあって。

入学式前も、たとえば
「式ってなあに?」と聞いてきた娘。

卒園したようちえんには
行事というものがなかったからね、と
説明しながら思ったのです。

一般的に、にゅうえんしきや
そつえんしきを経験してきた
子どもにとっても、そして
経験していない子にとっても、
「がっこうってなあに?」
という問いをみんなが持っていても
ちっともおかしくないってこと。

シュタイナーの幼稚園では
卒園を迎えるその日まで
子どもたちにそれを明かさない
配慮をするそう。

それは実際とても大変なことだろうと
同じ親として想像するのですが
選択はどうあれ、
その背景にあるだろう「願い」には
深く共感できる気がします。

前もって、親や大人が(子に対し)
その人の持つ体験や情報レベルで
言葉や印象を与えることは
もったいないことが多いなってこと。

安全や安心のために
そうすることが欠かせない場面もあるけど
そうであっても、
その子自身の体験を
奪わないようにしていたいなと
わたしは思うようになりました。
ふたりめの子育て期を通して。
でもそれは、育児以外の面からも
深めてきた思いです。


エッセイも10タイトルめ~!

後編に続く。

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