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極私的日本のバンド&アーチストのMy Favoriteベスト10 ~ 中島みゆき編

中島みゆきさんの楽曲マイベストです。今、この時点でのセレクトです。

順不同です♪

誕生

一人でも私は生きられるけど、でも誰かとならば、人生は遥かに違う

中島みゆき「誕生」より

ある時の中島みゆきさんは、一人より二人という楽曲が多いように思います。

一人になるために生まれたのではない、では幸せとは?そんな語らいでしょうか。


with

 

一人きり泣けても、一人きり笑うことはできない

中島みゆき「with」より

with。誰かと共にあることを示す言葉です。その後に、誰の名前を綴りますか?


縦の糸は私、横の糸はあなた

中島みゆき「糸」より

誰かと織りなす人生は、自分たちだけではなく、他の誰かを暖めて、幸せにしていく。そんな関係性こそが、幸せということなのでしょう。


二隻の舟

おまえとわたしは、たとえば二隻の舟
暗い海を渡ってゆく、ひとつひとつの舟
互いの姿は波に隔てられても
同じ歌を歌いながらゆく
二隻の舟

中島みゆき「二隻の舟」より

✴︎カバーバージョンがありました

そんな二人の関係性の前は、一人きり内面を見つめる楽曲が多かった気がします。

ホームにて

そして、手のひらに残るのは、白い煙と乗車券
涙の数、ため息の数、溜ってゆく空色のキップ

中島みゆき「ホームにて」より

北国出身者にはストンと入る帰郷という言葉。上野駅にはたくさんの思いのかけらが散らばっていたのでしょう。津軽海峡冬景色では、主人公は北に向かう人となりましたが、この曲の主人公は夢の残滓の囚われ人になったかの如く、ホームにたたずみます。


波の上

何から何まで昨日を忘れてみても
胸の中に残るおまえの熱い声
昨日の酒を今日の酒で流してみても
砂漠の雨のようにおまえに乾いてる

中島みゆき「波の上」より

波の上に漂っている思い。波の上、ひとりきり。


歌姫

せめてお前の歌を安酒で飲みほせば
遠ざかる船のデッキに立つ自分が見える

中島みゆき「歌姫」より

あの人から遠ざかる船のデッキにひとり。

✴︎カバーバージョンがありました


永遠の嘘をついてくれ

永遠の嘘をついてくれ
一度は夢を見せてくれた君じゃないか

中島みゆき「永遠の嘘をついてくれ」より

いつまでも、その思いの中にいたい。だから、永遠の嘘をついてほしい。

そして、視点は外に向かっていく。その世界にもまた現実があった。

Tell Me, Sister

Tell Me, Sister
そんなふうになれない
「そのままでいいのに」と彼女は微笑むだけだった

中島みゆき「Tell Me, Sister」より

全て兼ね備えた人なんていない。幸せそうにみえても、本人にしか、それはわからない思い。


一人きりより二人。紡がれてきた人々の営み。旅はまだ終わらない。

ヘッドライト・テールライト

ヘッドライト・テールライト
旅はまだ終わらない

中島みゆき「ヘッドライト・テールライト」より


■noteに書いた中島みゆきさんの曲


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