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ジョン・レノン「Jealous Guy」

ジョン・レノンのソロアルバム「イマジン」に収録されていた曲です。実は作曲自体はビートルズ時代の1968年。

彼は、静かなビートル〜ジョージが主導したインド詣での中で、最終的には決別することになる導師マハリシと出会います。

彼との出会いで「人類は自然とともにあり、自然の子供のようなものである」という思想にふれ、その時はメロディラインは同じながらも歌詞とタイトルが違う「Child of Nature」という曲を作曲しました。

そして時が下り、ビートルズ解散後、ヨーコさんとの生活の中で自己の幼年時代を瞑想で体験するなどの経験を経ていきます。

より自己の精神を見つめていった時期。そんな活動の延長線上にこの楽曲もあります。

その時の精神性に合わせて歌詞を書き直して、現在の楽曲になっています。

つまり、

自分は、大人ではあるが、どこまで行っても、やきもち焼きでしかない。気になる人が自分と離れているときにどんなことをしているのか?とか、自分の事をきちんと愛してくれているのかということが気になって仕方ない。そんな嫉妬深い人間なんだ僕は。

ジョン・レノン「ジェラスガイ」より意訳

という、自分自身に対して達観したかのような自分へのメッセージ。これはジョンならずとも誰にでも当てはまることのような気もします。

嫉妬心は誰もが持ってしまうし、捨て去りたいと思ってみても、さらにその嫉妬心は深まるばかりで手が付けられない。

この曲は、そう言った心情の吐露です。

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