見出し画像

アラサー男のMBA挑戦談その4 〜 「アントレプレナーシップ」と「アカウンティング」盟友O氏とのセンセーショナルな出会い

これまでの記事

2006年アラサー男はボンド大学に入学した。
彼は17期生となった。
その大学院でMBA取得を目指した日々を辿ってみます。

アントレプレナーシップ


起業する気はなかったんです。
なのでアントレプレナーという言葉の字面は理解しても、深いところまで読み解くのには苦労した。。。

マーケティングの試験をなんとかこなしたあと、訪れた科目は「アカウンティング」と「アントレプレナーシップ」。

いずれも、英語の科目でした。(ボンドは英語と日本語の科目が6:4の比率で存在していました)

「アントレプレナーシップ」。

起業家精神と訳すことができるこの科目。こういった抽象的な科目は結構苦手。計算問題に次いで苦手なジャンル。

冒頭の言葉の様に、起業するつもりがないわけなので、精神を学ぶのもなかなかのハードル。

でも、この科目をこなせたのは、のちに盟友となるO氏の存在があったからだろうか。

ボンド大学の科目は、グループワークが課される場合がほとんどで、その場合、今でいう出会い系のように掲示板でやりとりをし合うのが慣例だった。そもそも初めのころは、ほぼ誰も知らない状態なので仕方ない。

当時すでに既婚だった僕は、当然ながら、出会い系サイトにお世話になることもなく、そのため、心なしか、ぎこちないグループワーク(以下GW)メンバー募集案内を、せっせと書き込んだのでした。

数日後。

上品な文面の返答がありました。メンバー一緒にいかがですか?と。まるで宮本輝の「錦繍」に出てくる美しい女性が書く手紙のような古風な文が躍る文章に、もしやこれは!と期待が高まる。(注釈:出会い系サイトの話ではありません)

待ち合わせ場所は先方指定の渋谷のモアイ像前。

この段階でこれから起きることに気づくこともできたのかもしれない。
→モアイ像前。。。


現れたのは、のちに、盟友となる「男性」であった。
(注釈:出会い系の話ではありません。彼もすでに既婚者。念のため)

アントレプレナーシップを思い出す時、このエピソードが一番先に浮かぶ。あの渋谷のモアイ像前の驚きは、あれから15年以上たっても消えていないらしい。

その後、この時のGWで当時SのYさんと出会えたのも、のちのスタディツアーで意味を持ってくるのだから人生面白い。

さて、アントレプレナーシップのGW課題は「起業家インタビュー」。我々のGWでは、盟友O氏の友人へのインタビューで決着した。

今、思い出したが、そういえば、別のグループがインタビュー対象者選定に難儀していて、僕の知っている起業したデザイナーを紹介したのだった。

この時の紹介先のグループに、のちにさらなる盟友となるグルメ評論家Mさんがいたのも、そのあとの展開を考えると面白い。

慣れない英語の教科書に、英語の課題。

風呂場に教科書のコピーをもっていったり、トイレに貼ったり、いろいろ工夫しながら英語の教科書に向き合う日々が続いていく。

結果、仲間の協力などもあり、(わからんことは聞くことができるようになってきた)試験をなんとか終えることができた。

アントレプレナー。
やはり、試験終了後も、起業する気は全くなかったのだけど。

アカウンティング

会計である。
会計もGWがあったけど、父の死と重なっていて、あまり記憶がない。。。この科目は、そういう時期ともろに重なっていたのだ。

死と向きあうわけだから、なかなかな状況。かつ、看病やら何やらで必然的に地元には週単位ずつの滞在となっていた。行ったりきたり。そんな状況で、病院のロビーや、札幌のネットカフェで隙間時間で勉強をしていた記憶が濃厚で。

ということなので、あまりエピソードらしいエピソードもない。GWにたしか盟友O氏がいたということくらいだろうか。

盟友O氏は最後の事業プレゼンまで合計5つほどGWを共にするのだった。。

と、そうだ思い出した。

たしかこの科目の試験は、オーストラリアでの現地学習を挟んで2回行われ、僕は、初回の方で受講済。

現地学習では、O氏も参加メンバーにおり、ある日、
「〇〇さん、ちょっと試験勉強が追い付いていなくて、不安なんだよね。だから今回は試験をパスしたい」なんて会話があり。

すかさず「何言ってるんですか。受けるのはタダなんだから、受けるだけ受ければいいですよ。きっと大丈夫ですよ」と返した。

結果、O氏は試験を受けることにしたらしく。
なんと試験も合格だったという。
彼にとってこのエピソードが忘れられないらしく、今でも会話することがあれば、大体この時の話題がでるくらいなのです。

ちなみに、僕も試験はパスしまして。ボンドの科目の中では2番目に良い点数でした。(なんと、初回の試験の結果は、現地学習中に発表という恐ろしいことになっていた)

■当時、現地で試験をパスしたときに、脳内に流れていた曲。

コブクロ-蕾


ここから先は

0字

スタンダードプラン

¥500 / 月
このメンバーシップの詳細

いつも読んで下さってありがとうございます。頂いたサポートはいろんな音楽などを聴いてご紹介するチカラになります。あなたに読んでいただき、新たな出会いを楽しんでいただけるよう、大切に使わせて頂きます。よろしくお願いします!