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社長、教えてください。結局「報連相」の正解って何ですか?

「報連相」ってむずい問題。

社会人歴16年目、経営者歴13年目になりますが、それでもやっぱりむずかしい。

仕事を共にする仲間に、よく「報連相はこまめによろしくね」とお伝えしてきたものの、その詳細はぼんやりとしたまま。

案の定、「報告なかなか来ないなあ」と悶々としたこともありますが、私にも非があるんですよね。

報連相の適切な「回数」や「タイミング」ってなんでしょう。

もちろん、答えのある世界ではありませんが、重い腰をあげ、私なりに考えたことを垂れ流してみたいと思います。


報連相のいちばんの旨みは“認識ズレの軌道修正”

まずはズバッと、結論から。報連相の目的は「認識ズレの軌道修正」だと考えています。

例えば、次のようなハプニングが起こったとしましょう。

・A社のサイト制作、進捗具合はどのくらい?
・現在、60%ほどになります。
・今週の金曜日までに提出したいけど間に合う?
・納期、来週の月曜日でしたよね?
・一昨日の会議で、早めに提出しようってなったじゃん!

妄想劇『もしも「報連相」が怠っていたら』

もしも報連相がなかったら、認識ズレを抱えたまま案件が進んでいたはず。妄想劇ではあるものの、ヒヤッとします。

多くのビジネス書には「上司に“あの件どうなった?”と聞かれる前に報告しよう」と書かれていますよね。

つまるところ上司の本音は、「僕と君との認識にズレはないよね?同じ方向に向かっているよね?」を確認したいのかなと。

認識ズレがなくなるように仕事ができれば、仕事のミスが減り、むだな時間も削減できる。おのずと、先輩や上司からの評価もあがるでしょう。

そう考えると、報連相ってコスパいいし、やっておいて損はないと思いませんか?

わかるよ。報連相ってルールがなくて、時には理不尽だもん

でも報連相のむずかしさ、めちゃくちゃ分かるんです。人やタイプによって、絶妙な塩梅がある。

・良かれと思って報告したのに「もう要らないよ」と塩対応される
・「てめえの頭で考えろ」的な人が意外といる
・頻度を減らすとそれはそれで怒る人がいる

報連相の理不尽

一言でまとめると、報連相の相性が悪かった時に、理不尽な対応をされ、ちょっとしたトラウマになってしまったのだと思います。

「いっそのこと、ルールを決めてくれたらいいのに」。新人時代、何度思ったことか。

上司や先輩ポジションの方々へ。隙を見せましょう。

逐一報告してくれる部下の存在ってありがたいですよ。どんなに大変で忙しかったとしても、余裕を持って「報告ありがとう!」と伝える。

私たちに求められていることって、そういった安心感だと思うのです。

タイミングは「都度、都度」。カスタマイズはそれから

じゃあ、報連相のベストなタイミングってなんなのさ?

結局、“最適なタイミング”の答えはなく……報連相は「都度、都度」が無難だと思うのです。曖昧な回答ですみません。

ベストではなく「無難」という言葉にも意味があって、損して得とれってことです。

時には先ほどお伝えした時のような、理不尽な対応をされることも、きっとある。

そこはあえてぐっと堪え、「ミスするよりはマシか」と思ってみてはどうでしょう。

最初はイラっとするかもしれません。そこをあえて、筋トレだと思うのです。

多少の理不尽をさらっと受け流し、報連相を積み重ねた結果、「あの子はいつもミスがない。いつも一緒に同じ方向へ進んでるんだよなあ」という信頼に繋がっていくはずです。

どんなに些細なことでも、まずは伝える。

「もうその報告は大丈夫!」と言われたらその通りにするなど、今後のアクションは上司に委ねてみましょう。

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