沖縄旅行1日目
こんばんは、しずくです。
本日9月20日は、吉田松陰の誕生日だそうです。
HAPPY BIRTHDAY🎁
さて、吉田松陰といえば「志」を大切にして学問を説いてきた人物というイメージが私にはありまして、
立志尚特異 立志は特異を尚ぶ,
俗流與議難 俗流は與に議し難し。
不思身後業 身後の業を思はず,
且偸目前安 且つ目前の安きを偸む。
百年一瞬耳 百年は一瞬のみ,
君子勿素餐 君子素餐するなかれ。
その時歴史が動いたで紹介されたこの漢詩が座右の銘のような感じになっています。
志を立てるためには人と異なることを恐れてはならない
世俗の意見に流されてもいけない
死んだ後の業苦を思い煩うな
また、目前の安楽は一時凌ぎと知れ
百年の時は一瞬に過ぎない
君たちはどうか、いたずらに時を過ごすことのないように
吉田松陰が死の一年ほど前に弟子に宛てた漢詩と聞いた気がします。
現代人にもとっても生きていく道標になるのは、一番大切なのは「志」なんでしょうね。
さて、題目と話がめちゃくちゃ逸れてしまいましたが6月に沖縄に行ってきました。
沖縄といっても海は基本的に嫌いなのでいつも入らないんですが、じゃあ今回何をしに行ったかと言いますと、世界遺産めぐりです。
※自分なりに調べて自分なりの解釈と表現で記事を書いていますが、専門家ではないので、もしかしたら間違ったことを書いてる可能性があります。興味を持ったことは自分でも調べてみましょう!
※記事の内容について専門家の方や詳しい方はコメント欄で補足してもらえると嬉しいです。みんなで記事を作り上げるイメージでいきましょう!
斎場御嶽
那覇空港近くで車を借りて、45分ほど車を走らせると一番最初の目的地
「斎場御嶽」
に到着する。
ラジオを聴きながら暑い中立っている警備員のおじさんを横目に駐車場から歩くこと5分ほどで斎場御嶽の入り口に到着する。
チケットを買うと数分の説明動画を見せられる。
坂道であることや石畳が続くこともあり、いく時はスニーカーや運動靴で行く方が良いだろう。
ちなみにヒールでは入場できないので入り口でクロックスを貸してくれる。
入り口から進むとカーが現れる
カー(泉)
カーというのは沖縄の言葉で泉のこと。
ここで身を清め御嶽の中に入るそうだ。神社でいう手水舎みたいな存在だろう。
お祈りする場所に行くためには身も心も清めていくことは、沖縄も本土の神道も共通することなのだろうか。いずれにしても聖域には邪念や欲は必要なくただ純粋に祈りを捧げることが大切なんだろう。
さて、参道の入り口「御門口(うじょーぐち)」から徐々に奥へ進むと少しずつ上り坂になる。そして草や木で茂り始め徐々に聖域の雰囲気を醸し出してくるのだ。
まず一つ目の坂道を登り切ると左側に大きな舞台のような場所が現れる。
そう、これが斎場御嶽の祭壇の一つ「大庫理(うふぐーい)」である。
大庫理(うふぐーい)
大庫理は「大広間」という意味があり、首里城の2階にも同じ名前の場所が存在する。
ここでは琉球王国の王によって任命された聞得大君の就任式が行われた場所である。この就任式のことを「御新下り」という。御新下りは琉球王国創造神との婚姻として位置付けられていた。
まぁつまり神様との結婚式なわけですね。
この聞得大君(きこえおおぎみ)とは、琉球王国の国王と国全体を守護する、いわゆる女神のような存在として位置付けられていた。基本的には王族の女性から任命され、琉球王国全体の神女たちの頂点として神事をとり行っていたそうな。
う〜ん、調べながら記事を書いていると斎場御嶽に行く前にもっと調べていけばよかったと後悔。
寄満(ゆいんち)
大庫理を後にして、奥へ進むと左右に分かれる道に出る。そこを左に向かうと「寄満」だ。
寄満は、大庫理同様に首里城内にも同じ名前の場所があり、「台所」「厨房」といった意味がある。
実際にここで料理が作られていたのではなく、貢ぎ物として海や山の幸が並べられていたようだ。
案内板には「豊穣が寄り満つる所として理解されたのだろう。」と記されている。神に捧げる海や山の幸、神様のご馳走であるわけだから豪華に食べ物が並んだことでしょう。
さて、そこから回れ右をしてきた道を戻ることになる。
ちなみにこの道中に砲弾池がある。
砲弾池
砲弾池は第二次世界大戦の沖縄戦でアメリカ軍からの攻撃によりできたものだ。
寄満方面へ歩いていると右手側にその姿を確認することができる。
現在砲弾池は60cmほどの深さになっていて一見大したことのないように見えるが、元々は深さ3mほどの大穴があいていたようだ。
その姿は攻撃の威力の凄さを想像するとともに、沖縄戦からの時間の経過も実感することができる。
三庫理(さんぐーい)
斎場御嶽の一番の見どころでもあるだろう、観光ガイドや某じゃらんでも斎場御嶽といえばこの場所の写真を載せていることが多い。
これは人工的に作られたものではなく、自然の力が成した芸術だそう。
奥に見えるのがチョウノハナと呼ばれる祭壇である。
残念ながら現在は奥に入ることはできない。チョウノハナの左側は太平洋と久高島を望むことができる。
この三角岩の右手に壺が二つあり、その上から鍾乳洞の中のアレのように氷柱状に鍾乳石が伸びている。
この壺の水はそれぞれ中城御殿(琉球国王の世子)および聞得大君の吉兆を占うとともに正月の儀式にも使われる霊水の役割もあったと言われている。
この場所は琉球石灰岩の岩にぐるっと囲まれていて人がいなければすごく静かな場所なんだろう。
この日は平日だったこともあり、割と静かで壺に滴る水の音がぽちゃっと聞こえていた。
うーじの木があったが花は咲いていなかった。
しばらくその場にとどまって休憩させてもらったが、壺に滴る水の音はなんとなく琉球王国時代の風景を連想させてくれた。
ノスタルジーに浸った後は
さて、三庫理を後にすると後は降るだけである。
降った後は来た道を戻りつつ駐車場へ向かう。その最中に右手になんとも映えそうなお店がある。
そう、斎場御嶽で禊をした後はシェイクで体内も禊ぐことができるのである。
今回はサータアンダギーとパインシェイクとマンゴーシェイクをいただいた。
宿泊は
沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパに宿泊。
ここは2度目ましての場所で、数年前に止まったことがある。
とにかく家族づれには最高のホテルだろう。家族連れじゃないけど。
恩納にあり美ら海水族館にも名護にも行きやすいという最高の立地。
ぜひ沖縄旅行の際にはおすすめ。
バッチバチにスコールが来そうなところをギリギリで回避。
2日目に続く。
アクセス
斎場御嶽
聖なるシェイク 斎場御嶽
沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパ
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